第396話 運命なのか?
ここはアーゼスト王国の謁見の間。
国王「なんて事だ。」
王女「お父様、これ以上召還の儀式をおこなう為の術者が………」
国王「あぁ、もう召還を行える術者が若い見習いの術者しかおらん。果たして召還が上手く出来るかどうか。」
王女「あと、生け贄の問題も。」
国王「確かに。魔物や奴隷、亜人などではさらに成功率が下がる。優秀な人間をそれなりに揃えなくてはならん。しかし………」
王女「これ以上は、この国が………」
ガシャ、ガシャ、ガシャ、ガシャ。
1人の騎士が謁見の間に入ってきた。
騎士「国王様、緊急時な為失礼します。」
何事だ、とばかりに国王を始め、列席していた高級貴族達が騒ぎ始めた。
「何事だ!」
誰かが叫んだ。
国王「一体何事だ。」
騎士「はっ、実は最初に召還した勇者達が先程この城に訪れ、国王に謁見をしたいとの事。」
ザワザワ、ざわざわ。
国王「なんだと!今さら何をしにノコノコと戻ってきたんだ!即刻取り押さえて死刑に…………」
国王の最後の言葉が発せられる前に王女が話を始めた。
王女「わかりまた。直ぐにこの場にお連れして下さい。」
騎士「では、お連れします。」
王女「あ、武器の類いは持ち込まないように。」
騎士「わかりました。」
ガシャ、ガシャ、ガシャ、ガシャ。
国王「何を考えているんだ。」
王女「お父様、彼らを召還した事にして、奴らに引き渡せば、先程の問題も解決しますわ。」
国王「おぉ、なるほど。それは名案だ。」
お連れして「うふふふ。」
どこまでも腐っている王女だった。…………顔と体つきがいいだけ…………
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
神様「さて、儂はあやつらとの戦争の準備でもするかの。」
女神「では、私もお手伝いします。」
神様「いや、儂1人で大丈夫じゃ。あやつらも1000年単位でストレスが溜まる見たいじゃからな。少しは発散してやらねば。」
女神「本来、神がそのような感情を持つ事はないのですが。しかも神様に反抗するなんて。」
神様「いや、あれはあれで良いのじゃ。神とて、少しは人間くさい所を残さないとただのロボットになりかねんのでな。」
女神「そうでしたか。神様はそのようにして私達をお作りになったのですね。」
神様「ほっほほほ。あまりにも周りの神々が無機質で感情が無いとつまらんからの。」
なんと、神様が
、この神の世界の頂点で、他の神や女神などを創造していたとは。
さすが、創造神。
あれ、でも香織と勇者のおじいちゃんだったはず。
何がおかしい?
実は少しの間だけ、人間として地球に顕現していた神様。
神の生きる世界では、人間の人生など2、3週間休暇を取った感覚なのだろう。
偶然にも…………いや、これは必然だったのかもしれない。
太郎様と香織達が異世界に召還され、その前に、香織の兄勇者がさはりこの世界に召還され、3人が危機だとしると、神様がこの世界に現れる。
知らない所で色々な運命が重なり合い何かをさせられているように感じるのは気のせいだろうか?
そして、いよいよ神代戦争の幕開けです。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。




