第388話 神様もビックリの香織の能力
香織「死んだ?太郎が?あは、あっはははは。やだぁ~おじいちゃん悪い冗談言って。」
神様「うむ、…………香織本当の事じゃ。」
香織「ふーん、そっか。ま、太郎なら絶対に生き返るから今はしょうがないか。」
神様「香織、お主なぜそこまで太郎が生き返ると思っておるのじゃ。」
香織「え、だって太郎だよ?私を置いて先に死ぬわけ…………あ、今は死んでるのか。太郎が私を1人にする訳ないから。何となく分かっちゃう。ねぇ、おじいちゃん、太郎は今天界にいない?」
神様(な、なんと。香織の能力がここまで進んでおるとは。)
香織「ちょっとおじいちゃん聞いてる?太郎は天界で何かしてるのでしょう?違う。」
神様「香織、太郎はもう帰ってくる事はないのじゃ。」
香織「あっそ。わかった。そう言う事にしてあげる。何か事情がありそうだし。いいよ、太郎死んじゃったんだ。うぇぇぇぇぇぇぇぇん!」
嘘泣きの香織。
しかし、神様も驚く程の香織の能力。
神様(もしかしたら、太郎より香織の方が能力的に上かもな。)
香織「で、おじいちゃん。私は何をすればいいのかな?」
神様「香織、今のお前で何処まで索敵する事ができるのじゃ。」
香織「索敵?……………あぁ、レーダーみたいに敵を見つけるやつ?うーん、それならおじいちゃんの背中までかな。」
神様「そ、それでは索敵はできないと?」
香織「違うよ。おじいちゃんの前からこの星を一周して、おじいちゃんの背中までだよ。」
神様「なんと!」
香織はこの星をすべて索敵できるとか。どんな能力なんだ?
神様「香織、お主はこの星全部見渡せるのか?」
香織「はははは、そうみたい。」
軽いぞ香織。
神様「香織、その能力を使って敵の動きを説明して欲しいのじゃ。できるか?」
香織「うん、それぐらい簡単にできるよ。」
香織のチート能力が開花した為、神様達の立場が逆転するきっかけなった。
香織の索敵によると、アーゼスト王国に大きな基地があり、頻繁に戦闘機が飛びだっていく。
神様「おそらく、儂が敵機動艦隊を無くしたから、捜索や原因究明などで動いておるのじゃろ。」
香織「おじいちゃん、その艦隊はどうしたの?」
神様「ふふふ。ちと、違う世界にな。因みに誰も殺してはいない………はずじゃ。」
香織の目が神様に突き刺さる。
神様「大丈夫じゃて。」
香織「ま、いいけど。それより、早くみんなに会いたいわ。」
神様「そうじゃな。今は少し休んでも大丈夫じゃろ。」
二人はフッ、と消え先生達の元に帰っていった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
逆に大損害を出した敵は。
「司令、ダメです。やはり全艦隊がいません。との報告と、敵はいっさい見当たらないそうです。」
ガンッ!
司令官が机を叩いた。
司令官「全機に基地に帰投命令を出せ。燃料だって無限にある訳じゃないんだ。」
司令官「私はこれから、作戦室に行く。」
「了解しました。」
おや?意外と敵の弱点が見えてきたような。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
今、新作と同時進行の為、話が短くなってしまいます。
本当にごめんなさい。
なるべく早く元にもどるようにしたいと思ってます。
まぁ、新作が全然ダメならすぐに打ちきりにしますが。笑




