第382話 香織逃走、そして………
ヴィー!ヴィー!ヴィー!
「重要人物の脱走確認!至急確保せよ!繰り返す!重要人物の脱走を確認………ギャーーー!」
ドッガッーーーーーーン!
騒々しいサイレンが鳴り響く中、大きな爆発音が響く!
「第二艦橋が吹っ飛びました!」
「右舷甲板の全ての、第一、第二装甲が無くなりました!」
「こちら、レーダー室。レーダーが全て使えなくなりました。至急、光学観測を実行!」
「こ、こちら………第二主砲…………ドガッーーーーーン!」
「こちら第五消化隊!後方ミサイル発射口に誘爆の危険大!至急ミサイルの放棄を!」
「どうなってる!」
「はっ、先程逃走した香織が魔法攻撃を仕掛けたもようです。魔法を放った後、レーダーからロスト!何処かに転移したと思われます。」
「被害状況は?」
「艦長、もうこの艦は持ちません。至急、総員退艦命令を!」
「ぐぬぬぬぬ、至急総員退艦を!」
「了解!全乗組員に告ぐ、至急退艦せよ!繰り返す、至急総員退艦せよ!」
大型な空飛ぶ戦艦は、あちこちで爆発音が鳴り響く。
次第に、高度を維持することができず、徐々に高度をおとしていった。
「艦長、総員退艦終了しました。」
「よし、自爆シークエンスを発動!」
「了解!自爆シークエンスを発動します。…………艦長、コードの入力をお願いします。」
ピ、ピ、ポ、パ……………ピー。自爆シークエンス発動します。
「よし、至急退艦!」
小型の飛行挺が戦艦から脱出した。
「爆発に巻き込まれる前に、全速で離脱!」
「了解!」
ピカッ!……………ズドドドドドドン!
「自爆確認。あと10秒で衝撃波がきます。………5、4、3、2、1………」
ヒュン……………………ゴッゴゴゴゴゴッ!
「うわっわわわ!」
「至急、被害報告を!」
「……………オールグリーン。問題ありません。」
「よし、大至急集合ポイントに急行。本部と連絡は取れるか?」
「先程の爆発により、電磁層にみだれがあり後30分は無線が使えません。」
「あ、レーダーに反応!」
「なにっ!」
「2時の方向に敵飛行機…………その数およそ200!」
「確かに敵の飛行機か?」
「はい、友軍信号の確認が取れません。」
「大至急、現空域から離脱せよ。」
何やら、大変な事になってます。
ファンタジー要素0。ですね。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
体調崩してしまい、更新ができませんでした。
大変にすみませんでした。
また、毎日更新できるように頑張ります。




