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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第6章 主人公のいない世界で
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第366話 原子爆弾




ここはとある海上の上空。

そこになぜか神様が空に浮いていました。


神様「な、なんじゃこの数は…………」


神様もびっくりの近代兵器……とは言えませんが、恐らく前世界大戦時代の古い艦隊と飛行機がそこにはあった。


神様「こんなしろもんを一体どこから……」


敵空母らしき船からは、ひっきりなしに戦闘機が離陸していった。


神様「ま、まさか魔神か?」


神様は確認を続けた。


神様「………………本当にそれを持ってくるとはちとやっかいじゃな。しかしそれだけは破壊させてもらうがな。」


神様は何かを見つけたようです。


神様「さて、どうするか。一気に破壊して、ここの戦力を削るかの。でもそのあとは…………あっ、太郎か香織がおれば大丈夫かの。なら遠慮なく破壊するかの。ご丁寧に艦隊のど真ん中の空母の中に2発も原爆を抱えておるし、丁度いいかの。」


か、神様。なんて恐ろしい事を。


人の命をまるでアリンこのような感覚で見てませんか?


神様「ん?別にかまわんじゃろ。奴らとて軍人だからな。いつか死ぬかもしれないと、死ねと上官に命令されるとか色々あるが、軍人と言う職業上、いつ死ぬかわからないって事は重々承知のはずじゃからな。それよりあの兵器を使われて儂の身内が死んでしまう方が嫌じゃからな。」


神様ってのは誰にでも公平なのでは?


神様「それは違うぞ。普通に平和に暮らしていたこの星の住民を害する異世界から来た奴らには、この星ではただのゴキちゃん以上の迷惑な存在じゃ。儂の権限で奴らを排除しこの星を元に戻すのが神の本当の存在じゃと思っておるのじゃ。」


さ、さす神!


神様「じゃから、今からここにいる艦隊の半分は消えるじゃろう。」


へ?


神様「でもあやつらも本当はどう思っておるかわからんから一応警告はするかの。」


奇襲するのでは?


神様「バカもん!これでも神なのだぞ。奇襲なんてそんな野蛮な事ができるか!」


あ、そうですか。さっきとだいぶ違う事を言ってるようにきこえますが………………でどのように警告をするのですか?


神様「あの、真ん中にいるデカい空母に降りて直接指揮官とやらに話をするだけじゃ。」


え?あ、危なくないですか?


神様「大丈夫じゃ。では行くかの。」


神様はまた姿をいきなり消した。


気がつくと、敵の空母の艦橋に姿をあらわした。


「き、貴様一体どこから入ってきた!」


そう叫んだのは恐らくこの空母の艦長かこね艦隊を指揮する司令官だ。


神様「ほっほほほほほ。!儂は神様じゃ。」


うわっ~胡散臭い。


「か、神様そ、そんなものは存在するわけないだろう!貴様何者だ!」


神様「いや、何者も何も神様じゃが?」


「か、貴様いい加減に…………」


そこでその先のセリフを遮った男が前に出た。


「し、司令官。」


神様「ほう、お主がこの馬鹿げた艦隊の司令官かの?」


「そうだ。私がこの大艦隊の司令官。山本五六だ。」


神様「は?山本五十六じゃなく、五六?」


山本「そうだ。山本五六だ。」


神様(あ、あれ~?これは一体どう言う事かの?)


山本「我々は第3次世界大戦中、アメリカ艦隊と合流してこれからかの独裁大陸と最終決戦の為の行動中だ。」


神様「あなた方は今ここがどこか分かっておるのか?」

山本「はっ、何を言ってる。今は太平洋を日本の沖縄に向かっておるところだ!」


艦長「司令、それは極秘では?」


山本「かまわん。所で神様とやらは一体何ようでここまできたのだ!」


神様「お主達には今のね現状をしる事がまず必要じゃな。あ、あとこの船に載せてる原爆を2発はここでは使うなよ。」


山本「な、何でそんなことを知っている。」


神様「儂は神様じゃからなんでも知っておるのじゃ。」


艦長「奴は絶対に敵のスパイです。捕まえて情報を聞き出した方が。」


神様「お主らには儂を捕まえたり殺したりする事は無理じゃ。例え、この船の中にある原爆を使ってもじゃ。」


艦長「ハッタリです。ただのじじいじゃないですか!殺してしまいましょう!」


山本「それを決めるのは私だ。」


艦長「しかし、手遅れになってからでは………」


山本「お前、何をそんなに焦っている。後は私に任せろ。」


艦長「いえ、ここは司令の出る幕ではありません。艦長の私の部下にやらせます。」


司令「私が対応する。とさっきから言っている。何か不満でもあるのか?」


艦長「お忙しい司令をわず………――」


神様「こ奴は完全にスパイ………………いや、我々の敵じゃな。もしかしてこの規模の艦隊を召喚したのもこの男のようじゃの。」


山本「今、一体何を………」


神様「あ~、魔法でちょっと寝てもらっただけじゃ。じゃないとお主と中々話が出来んかったからの。」


司令「わかった。詳しい話は…………」


神様「おっと、その前に今攻撃に出ているもの達に攻撃に中止命令を出してはくれんかの?」


司令「なぜだ。」


神様「ここは、お主達がいた世界とは違うのじゃ。この世界の住民を無差別に殺す理由はないはずじゃが?」


山本「それは本当の話なのか?」


神様「ちゃんと証明するから、はよ攻撃中止命令を全部に出すのじゃ。……儂を信じろ。」


山本「ぐっ、わかった。全軍に緊急通信を!特命で直ちに攻撃を中止。全機帰還せよ!全艦隊は作戦中止を!これは絶対命令だ!命令を破った者は軍事裁判にて処刑されると伝えろ!」


神様「では、お主の部屋にでも行って話をするかの。…………あ、この男は暫く独房にでも入れておった方がいいぞ。下手するとあとあと厄介じゃからな。それとこやつの仲間がまだかなりいると思うから気をつけるのじ。」


山本「わかった。ではこちらに。」


神様と山本は狭い通路を通って司令官の部屋に向かった。


しかし、まさか原爆があるては。しかも、日本とアメリカが連合しているとは………


なぜかしら?



最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。


最近また誤字が増えてます。読みにくくてすみません。

気がついた場所は修正してます。


いよいよ年末ですね。

皆様はいかがお過ごしですか?


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