第362話 さぁ、準備をしよう?
神様達から離れて、ミリート達が集まっての相談が始まった。
ミリート「みんなはあの話をどう思いますか?…………いや、それよりまず神様、女神様の存在を信じてますか?」
……………………………え?今さらそれですか?
この世界には神様や女神様の存在を信じている人が殆どのはず。
過去に、神様や女神様が顕現したり、人の姿になって降臨し、人々を助けた事例…………真実として歴史に刻まれている事から、神様や女神様の存在を否定する人はいないはず。…………なのにこのミリートの発言はかなりおかしい。
ケビン「ミリートさん、それはどういう事ですか?」
ノリコ「ミリートさん、神様も女神様もその存在は確かな事です。なぜそんな事を…………」
ミリート「実は私は…………」
ミリートは周りを伺う。
ミリート「実は私、………この世界の人間ではないから、その神や女神とかの存在は信じていないのです。」
『なっ……………!』
衝撃の告白をミリートがする。
ケビン「ちょ、ちょっとまっくれ。じゃあ、ミリートさんは一体誰なんだ?」
ミリート「私は異世界からある人物によって召喚された元は普通の医師です。」
マーメイド「ミリートさん、その話は少しおかしいと思います。ミリートさんは、生まれも育ちも………………あ、」
ミリート「そうです。私は王都から派遣されたミリートです。ここの街の生まれでこの街で育って医師に………正確には医師モドキのミリートは病気により亡くなってます。」
『……………』
ミリート「この話を知っているのは前領主とマーメイドさんだけです。前領主は、この街に医者がいない事は凄く困る事なので、前のミリートがもう助からないと分かった時点で前領主は王都に医師の派遣を要望しました。そして、私ミリートが………本当にたまたま同じ名前のミリートが亡くなったのを機に私と交代しました。この話は約10年前なので、マーメイドさんしか知らない話なのです。」
マーメイド「私は今初めて聞いた話ですね。異世界から来たなんて。」
ケビン「ちょっと待ってくれ。話がややこしくて何がなんだか?」
ノリコ「それで、ミリートさんは何の目的でこの世界には呼ばれたのですか?」
ミリート「……………私を召喚した人の命令では、この世界にいる神や女神の王都に召喚。最悪拿捕と言われてます。」
いや、ミリートさん神様や女神様を捕まえるとか生身の………太郎様や香織でもムリですから。
ケビン「バカじゃないか?そんなのは絶対にムリだ。」
ミリート「やはり、厳しいですか。」
マーメイド「それより、なぜ王様は神様や女神様を呼ぶなんて。逆ですよ。」
ケビン「俺もそう思うぜ。この国の王様って確か…………」
ミリート「はい、王は今病気で床に臥せっています。今は第一王女が女王としてこの国のトップにいます。」
………………ねぇ、もうすぐ30分たつと思いますが、なぜか王女の話になってます。
ミリート「仕方がない。今はみんなで協力していこう。但し今私が話した事は秘密にして欲しい。いや、絶対に喋らないで欲しい。」
さて、どうなる事か。
確か、太郎様のコレクション?には王女様はいませんでたね。
フラグ?
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
年末の特に週末は忙しくて更新が厳しいです。
今日はギリギリの更新ですみません。m(_ _)m




