第359話 人族対魔族
神様「なんじゃこれは?」
先生とユーナは言葉が出なかった。
神様とユーナは通常状態だか、先生は身体強化の魔法を使い高速で走り、屋敷から南門に到着していた。
先生「あれは一体どう言う事なんてしょうか。」
神様「儂にもわからん、」
ユーナ「でもこれはチャンスではなかろうか?」
先生「…………?」
神様「ちと、敵側の大将の話を聞いてくるかの。お主らは少しそこで待つのじゃ。」
先生「神様、それはちょっと……………」
ユーナ「おじさん、助けが欲しかったら、すぐに言うのじゃ。」
先生「ん?……………」
先生は、ユーナのしゃべり方が変な事に気がついた。
しかし、今は其でとわころではないし、まぁ大体は察しが突いていた。
先生がそんな考え事をしている間に、神様は敵の責任者と話していた。
……………ぷっ、責任者って。日本風の言い方が、ぷっぷぷぷぷ。
先生(コイツ、いつか絶対に殺す!)
最近、先生やリーンの機嫌が悪い。なぜだろ?……………やはりあの日ひぃぃぃぃぃぃ!す、すいません。ごめんなさい。許して下さい。
先生はなぜか空に向かって、腰に装備していたレイピアで何度も何度も刺していた。
無論他の人が見ていたら、何をしているかは解らない。
しかし、なぜか先生には解説者が見えるようだ。
ユーナ「先生、もういいじゃろ。ほら、おじさんが戻ってくるぞ。」
先生は「ちっ!」と舌打ちをしてレイピアを仕舞った。
神様「待たせたの。」
先生「それは大丈夫ですけど、(もう少し遅かったら確実に仕留めたけど、ま、いっか。)どんな内容の話だったんですか?」
先生!最近リーンなみに物騒です!
神様「ふむ、みんなが集まってからにしようかの。二度手間になって面倒だからの。」
ユーナ「えーーーーーっ?おじさん!それじゃあつまらないのじ!少しでいいから教えて欲しいのじゃ。」
ユーナ、子供か!
神様「後での。」
ユーナはプンスカ、プンスカ怒っていた。しかし、先生はダメ元で質問をしてみた。
先生「あれはどうにもならないのですか?」
神様「あれか?」
神様や先生が言う「あれ」とは。
実は約2千規模の魔獣や魔物。そして魔族がいるのだか、全員土下座もしくは白旗を振っているのだ。
これには騎士団も唖然としていた。
しかし、神様の答えは…………:
神様「あのような態度を示さないと、今度は人間との争いになってしまうから、『こちらからは何もしません。』と言う意味だそうじゃ。彼らは儂らと話し合いにきたそうじゃ。だから人間側との話し合いが終わるまで『こちらからは絶対に手を出しません。』仮に人間側と魔族側の話し合いが悪く終わっても、何もせず帰るそうじゃ。」
先生「その話、ほんとなんですか?」
ユーナ「うーーーーん、信じられんわ。」
神様「いや、彼らは嘘は言ってなかったぞ。儂がちゃんとこの両眼で確認したからの。」
神様の両目が金色に光る。
ユーナ「あ~、その手があったの。」
先生「い、今のは…………」
ユーナ「おじさんの両目は嘘と真実を見る事ができるのじゃ。しかも絶対に隠せないから信用していいのじゃ。まぁ、神様だからチートな技じゃな。」
神様「何を言う、早見優。失礼じゃな。神様だからチートでもなんでもいいのじゃ。」
先生「へ、へぇ~。」
先生は苦笑い。
そんな時、続々と仲間が集まってきた。
先生「へ、へぇ~。」
先生は神様にジト目を送っていた。
先生は最近、あの目を自分に向けて見ていた事を知ったからだ。
先生「ジーーーーっ!」
神様「……………………」
神様、珍しげ額から汗が流れてきた。しかも、冷たい汗が…………
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
前日、間違えて2話分投稿してしまいました。
お陰で誤字脱字酷かった。(泣
すみませんでした。




