第358話 新しい加護
……………あれから、紆余曲折ありましたが、ユーナとユーナ母親(名前はまだ未定)の突然の出現。人間にはない神様や女神様独特のオーラなどで一応?納得したようです。
先生「ユーナ様、太郎君の様子はどうでしたか?」
ユーナ「はっ!忘れるところだったわ。」
『だったわ?』
みんなが不思議にユーナ様の言葉尻を捉えた。
ユーナ「おじさん、母上が
許可をくれないのです。おじさんが許可を出したと言ったら『今何処にいるの?会わせないと許可はだしません。』って。」
神様「相変わらずめんどくさい奴じゃの。」
母上「だって………会いたかっただもん。」
先生(高校生かっ!)
そんなやり取りをしている時に突然大きな音を立て扉が開いた。
城壁を警備をしている騎士団の一人が入ってきた。
「失礼します。南前方に大量の魔物や魔獣がこの街に接近しています。領主、ご指示を。」
先生「神様。」
神様「ふぅ、まだまだやる事が一杯あるのに。…………仕方がない。全員で迎撃に当たるのじゃ。」
先生「わかりました。では、今日集まってくれた方々には、領主の名の元に街の全住民を安全な場所に避難するように誘導をお願いします。」
『はいっ!では、この屋敷の地下に非難するように伝えます。』
先生「ではお願いします。地下室に入りきれない人は、とにかくこの屋敷の何処に非難するようにして下さい。」
『はい!では、今からすぐに行ってきます。』
先生「みなさん、よろしくお願いします。」
ダッダッダッ、スタスタスタ
みんなは飛び出していった
そして先生は仲間内に向かって
先生「そして、私達はこれから古代竜と共に迎撃にあたります。」
そんな時に…………
母親「あ、みなさん。少しだけお待ちになって下さい。」
先生「え?」
神様「ほぅ、あれをするのかの。」
ユーナ「みんな、母上の前に一列に並んで下さい。」
『並んで下さい。?』
みんなは、やはりユーナのしゃべり方が普通のしゃべり方になっている事に違和感を覚えた。
しかし、一体何を…………………
先生「では、私からですね。ユーナ様のお母様。よろしくお願いします。」
母上「あら、いいのよ。すぐに終わるからね。」
と言いつつ、ユーナの母親はいきなり先生を抱き締め出した。
先生「ぶっほっ。」
母上「では、次は後ろを向いて。」
先生(あまりにも大きな胸だから、窒息するかと思ったわ。)
母上「後ろを向いたら両手を上に上げて。」
先生「こ、こうですか?」
母上「そうそう。では最後です。行きまーーーーす。」
先生「きゃ!」
母上「もうちょっと我慢してね。」
な、なんと羨ましい……………あ、いやなんとワイセツな。
あれ?なんか違った?
母上「はい、終わり。今ので私の加護を与える事ができました。」
先生は顔を真っ赤にして、両手を胸を隠すようにして話を…………質問をした。
先生「い、今のでどんな能力の加護がついたか説明を聞いてもいいですか?」
母上「私が与える加護は戦闘や魔法を強化する為の加護よ。剣や槍や弓など武器を使う人はこれらの強化。あとは魔法が得意な人は魔法と魔力量の強化。人にもよるけど、基本的には私の加護を与える前の10倍くらい強くなってるはずよ。どう、凄いでしょう?」
『10倍っ?』
ユーナ「あ~、またはじまった。」
ユーナはげんなり。恐らくこの光景を何度も見てるのだろう。
母上「しかし、人に加護を与えるのって何百年ぶりかしら?」
凄いワードが出てきました。
母上「じゃあ、次の娘。早くしないと大変なんでしょう?」
先生「神様、やはり騎士団だけだと不安なので、私は先に行ってきます。」
神様「待つのじゃ。………………1人だと大変じゃろ?儂とユーナも一緒に行くのじゃ。どうも敵の様子が変じゃからの。」
先生「わかりました。では、残りのみんなは加護を貰ったら直ぐに南門近くに来て下さい。」
『はい!先生、神様ユーナ様もお気をつけて。』
そう、言って三人は走りだした。
戦争ですか。どうやら敵は魔族のようです。
能力が10倍になった(個人差あり。)先生の戦闘力は?
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
前話は酷い誤字と脱字か……………
読みにくくてすみません。




