第355話 新領主様との謁見?
セバス「こちらでございます。」
執事のセバスチャンが案内した場所は、大広間と言うよりちょっとした謁見の間のようだった。
先生を筆頭に、真ん中に鎮座している玉座とその両方に横並びに仮の椅子が並んでいた。
玉座のある場所は、2段ぐらい高くなっており、姿を表す所も舞台袖のような所から玉座に向かって歩き出す。
先生は真ん中の玉座に。両側に神様、勇者と、あとはそれぞれ適当な椅子にすわった。
セバス「今日、ここにお集まり頂いた皆様には感謝します。それから、重大な発表がありますので、お静かにお聞き下さい。」
シーーーーーーン。集まったみんなは静かに立っいた。
先生は10人程度集まっている人を一通り眺めていく。
そして………………
先生「急な呼び出しにも係わらず、忙しい中集まってくれたことを嬉しく思う。みなは、今日突然このような緊急の収集に疑問があるだろうが、今から私が話す事は全て事実である。と言う事を分かって欲しい。」
神様「儂らは、先日起こった、謎の軍団や魔族達の襲撃を撃退したのじゃ。みんなも知ってるはずじゃが。」
先生「その事で、実はこの街の領主は既に魔族の手によって殺されていた。それだけではなく、その領主に変幻の魔法にて、成り変わっていた。それから騎士団長も同じでした。」
ガヤガヤ
ワイワイ
セバス「みなさん、お静かにお願いします。」
先生「そして、この街の町長より要請があり、私が新しくこの街の領主となる事になった。」
ヒソヒソ
ヒソヒソ
セバス「領主様の前では静かに話しを聞いて下さい。」
先生「みなも、色々と不安はあると思うが、私が領主になったからには、思う存分に領地経営を実行する。」
え?先生、なぜそこまでヤル気満々なの?あんだけ嫌がってたのに。
先生(しょうがないでしょう!)
セバス「領主様、そろそろ皆様のご紹介を…………」
先生「……………いや、先にここに集まってくれている人達から自己紹介を初めてもらいたい。」
セバス「かしこまりました。では、一番右に並んでいる方から、順番にお願いします。」
8人程の男女が並んでいた。
「はい。私からですね。私はこの街の唯一の医者で、ミリートと言います。」
「おれ、いや自分はこの街の警備隊隊長をしている、ケイビだ、いやです。」
「自分はこの領主邸の近衛隊長のタイ・コノエと言います。」
「私はこの領主邸一等魔導師ノリコと言います。」
「私はこの領主邸のメイド長のマーメイドと言います。」
「自分は、この街の財務を担当しています、ケリー・チャンと言います。」
「私は、この街の物流を担当しています、リュウと言います。」
セバス「そして最後に、私は領主邸の執事とこの街の領主補佐をさせていただいています。セバス・チャンといいます。」
先生「これで主なせきにんしゃは全員でしょうか?」
セバス「はい。その通になります。」
先生「では、なぜ私がこの街の領主を引き受けたかを説明しよう。…………と、その前に次は私達の自己紹介が先だな。」
えーーーーーっ?それ、超面倒なんですけど。
省略してもいいでしょうか?
先生「ダメに決まってるでしょ。」
先生、領主になってから性格変わってませんか?
次回、神様御一行の紹介編になります。お楽しみに。
あんまり、楽しそうに思えない………………
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
すみません、なるべく急いで書き上げましたので、色々おかしなところがあるかも。
特に誤字とか…………
今日本来は、アップする予定はなかったのですが、短文ですが、意地でアップしました。




