第346話 無事解決?
神様「さて、次はお主じゃな。」
ま、まだ魔族はいたのですか?
それは一体誰なんでしょう…………
先生「ねぇ、神様ってこんなに過激だった?」
ぶるん、ぶるん、とみんなは一斉に首を振る。
リーン「神様を怒らすと怖い。」
シーバ「た、確かに。」
みんな、ちょっと引いています。
あ、因みに勇者とアン、古代竜達は門の外で見張り&留守番をしています。
この場にいません。
身内の勇者がこの光景を見たらなんと言うか……………
神様「さて、次はカーン貴様じゃ!」
神様がそう言いながら、カーンの首に手を伸ばした。
しかし、
カーン「き、貴様どうしてわかった。」
カーンは間一髪神様の手から逃れた。
神様「逃がすと思うか!」
神様は負けじと、逃げたカーンを追いかける。
カーン、あっという間に神様に捕まる。
神様「なんじゃ、やはりその体型じゃと早くは動けんようじゃな。」
そう、カーンは肥満体型の為、早くは動けなかった。
神様「さぁ、もう終わりじゃ。」
カーン「ふ、フン!私はさっきの魔族とは違って簡単には倒せんぞ。」
神様「………………」
カーン「さてと、今回だけは見逃してやる。仕方がないから私はこれで失礼させてもらうよ。ふっふふふ。」
カーンは、神様の手を首から離そうとする。
カーン「ふっふふふ。たいした力だな。しかし、私が本気になれば。フッン!」
カーンの体が光だし、神様の手がジョジョの………あ、いや徐々に首から離されていく。
カーン「ふっふふふ。……はっははははは!」
神様「………………」
カーンはやがて神様の手を首から離し終えると素早く(デブの為普通の人と変わりがない)後退した。
カーン「ふっふふふ。次に会った時は貴様らの最後だ。楽しみにしているぞ。」
カーンはゆっくりと空に浮かび、そのまま逃げようとした。
カーン「はっははははは!次に会ったら容赦はしないからな!覚えておけ!」
先生「……………あんなセリフを本当に言う人がいるとは。…………あ、人ではなく魔族ですね。」
漫画や小説でももう出ないような古い捨て台詞を吐いて逃げようするカーン。
神様「逃がすと思うか!お主に2度目は無い!」
神様はジャンプ一番、飛んで逃げ出したカーンの背後に迫る。
カーン「はっははははは!…………は?」
カーンは神様に襟首を捕まれ、そのまま重力に逆らう事なく落下する。
ドーーーーッン!
カーン「ブゥギャ!」
カーンはよくわからない声を上げて顔面から地面に激突した。
神様「カーンの偽物、これで終わりじゃ。」
カーン「ギャーーーーー!」
神様はカーンの頭を鷲掴みして、カーンの頭を握り潰していく。
先生「みんな、なるべく見ない方が…………」
ブッシャ!…………遅かった。神様はカーンの頭をトマトを握り潰したようにグチャグチャになっていた。
リーン「今日の神様、超怖いんですけど。」
先生「リーン様、どこでそんな言葉覚えたんですか?」
リーン「うん?太郎様から。」
先生「あ~ぁ、そうですか。」
神様はすかさず火魔法を使い、カーンを焼き付くした。
ニーナ「今日の神様、超怖いんですけど。」
リーン「うん、マジであり得ない。」
ヒトミ「ってか、なんであんなにキレてるの?意味わかんない。」
ノア「今日の神様、キレキレ?」
シーバ「つーうか、ちょっとおかしいんじゃね?」
マリー「あらあら、みなさん太郎様みたいですね。………………ってか、太郎様に早く会いたくね?」
先生唖然!なぜか既視感が…………
先生「なんか、学校にいるみたい。」
神様「これでこの街は大丈夫じゃろ。」
犯人は……………てか、魔族はこの街の重要人物二人。危ういところでした。
15歳以下の少女の貞操が守られて。そして生け贄にされなくて。
しかし、この街は責任者がいなくなってしまった為、この後どうするのでしょう。
神様「さて、どうするかの。」
神様は、何も考えていないようでした。
先生「…………………太郎君、あとで月にかわってお仕置きよ。」
先生………
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