第344話 だから、魔族は誰だったの?
神様「……………犯人はお前じゃ!」
いきなりですか、神様。
神様は、ある人物に指を指していた。
先生「神様、人に指を指すのはしつれいですよ。」
神様「これはすまんかった。……………では、犯人はお前じゃ!」
先生に注意された神様は、今度は犯人に、足を上げて足の指で示した。
先生「神様、ちょっと行儀が悪いです。」
神様「これもダメかの。…………では、犯人はお前じゃ!」
今度は、犯人にアゴを突きだした。
先生「神様、いい加減にして下さい。怒りますよ。」
みんなが「うん、うん。」と頷く。
神様「もう、なんでもいいじゃろ。」
神様はスタスタと歩きだし、ある男の前に止まった。
カーン「え?え?え?」
慌てるカーン。
神様「犯人は…………魔族はお前じゃ!」
神様は、その男の肩を叩いて…………あれ?じゃなくその男の首を片手で締め上げた。………………片手で?神様力持ちですね。……………あっ、さらに締め上げた。なんて力…………
「ぐっ、な、一体………ぐっ、な、何を………」
神様に締め上げられた男は苦しそうに、本当に苦しそうに何かを言っていた。
神様「儂の目はごまかせん。」
先生「神様、本当に彼が魔族なんですか?」
神様「儂が間違えると思うか?こやつは間違いなく魔族じゃ。」
カーン「ほ、本当に彼が魔族なのですか?」
神様「今に正体を表すはずじゃ。」
「がほっ、ごほっ、く、苦しい。や、やめて………下さい。わ、たしは………まぞ……ぐっほっ、ではあ、………りません。」
神様「だから、儂の目は誤魔化されん。」
カーン「あ、あのう、そのままだと彼は死んでしまいます。」
神様「早く正体を表すのじゃ。」
「がほっ、く、くる………し………し………ぬ、や、……やめ……て………く…れ、…………あっ、もう……、」
男はそのまま神様によって絞め殺されてしまった。………………正体もわからず殺しちゃいました。
カーン「…………………」
先生「………………」
みんな「………………」
みんなが神様の方を見る。
神様「ふぅ、これで悪は去ったのじゃ。」
『えっーーーーーーーーー?』
意味がわからないみんなは驚くばかり。
神様「何が、えっーーーーーーーーー?じゃ。」
神様はなんですか?って顔をしていました。
また、話が進まないので神様もいい加減にして下さい。
最後まで読んで頂き本当にありがとうございます。
急いで(体調が悪くて更新出来なかった分です。)不定期に更新をしてますので、誤字脱字などで読みにくい所もあると思いますが、華麗にスルーしてお読み下さい。
それから、皆様からの感想やご意見などお待ちしています。




