表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第6章 主人公のいない世界で
339/538

第341話 天界での出来事



ユーナ「ふぅ。」


ようやく天界にたどり着いたユーナ様。

天界入り口で二人の天使が出迎えた。


天使「ユーナ様お疲れ様です。」


ユーナ「うむ、お疲れ様じゃ。」



天使「ユーナ様がこの天界の入口から帰ってこられるとは。まさか、槍でも降ってきませんか?」


ユーナ「な、なんてことを言うんじゃ。いつもちゃんとこの入口から出入りしておるじゃろ!」


天使「えー?そうでしたっけ?なぁ、お前見たことあるか?」


天使がもう一人の天使に聞いた。


天使「いいえ。」


天使「だよな。と、言う訳です。ユーナ様。」


ユーナ「あっそ。今は忙しいのじゃ。その話はまた今度するのじゃ。」


天使「えー?でもユーナ様、この門を通って出入りしないじゃないですか。いつその話をするのですか?」


ユーナ「ぐっ。こ、今度じゃ、今度。今は忙しいのじゃ。またその話も今度な。」


天使「女神様自ら嘘はいけないと思いますが………………」


ユーナ「うるさいっ!今は急を要するにのじゃ。しかも嘘などついてはおらんのじゃ。」


天使「えー?そんなこと言っても、115年と258日前にも同じ事を言いましたよ?」


もう一人の天使は激しく頷いていた。

しかし、その約115年前に同じ天使が門番をしていて、ユーナ様と同じ会話をするとか、どんな偶然でしょう。


ユーナ「兎に角今は叔父さんに頼まれた魔王の事を調べなくてはならないから、また今度な。」


天使「魔王っ!」


天使「ゆ、ユーナ様魔王が復活したのですか?」


ユーナ「わからないから調べに来たのじゃ。」


天使二人は少し安堵した。

しかし、普通魔王の点滴………いや天敵といえば勇者や英雄。のはず。それが一天使がなぜここまで安堵するのか?


ユーナ「もし本当に魔王が復活してたり、存在してたらこの天界すら危ういのに。」


あれ?魔王は地上にいる魔族や魔獣達の王。人間界で言えば王様。平民、商人、貴族と地上に暮らす生き物。それが天使や女神様などが恐れる魔王って?


ユーナ「ここで調べる魔王とは普通の魔王と違うからな。」


う~ん、ちょっと意味不明です。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆


一方、お城に案内された神様一行は。


「では、こちらで少しお待ち下さい。」


かなり広い応接室に案内され、お茶を御馳走になっている神様達。


騎士団長「今暫くお待ち下さい。直に少女達が来ますので。」


地下牢に避難している少女達は神様により結界を張る事となっている。色んな危険から守る為。そう、カーン(色んな危険から)一応守る為に。


暫くお茶を楽しんでいると。


コンコン、「失礼します。連れてきました。」


扉が大きく開くと、約100名の少女達が部屋に入ってきた。


神様「いや、全員は無理じゃろ。」


それでも入ってきた。


神様「い、いや。ムリじゃから。おいっ!カーン!何とかせぬか!」


カーン「も、申し訳あ、あ、あーーーーーっ!」


カーンは何故かそのまま消えてしまった。


神様「一体!これは!」


実は、少女に似た魔族の大群だった。

魔族に似た少女ではない。






最後まで読んで頂き本当にありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
https://yomou.syosetu.com/
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ