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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第6章 主人公のいない世界で
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第334話 加護2



神様「さて、説明も終わった事だし、ユーナからみんなに加護を与えるのじゃ。」


ユーナ「……………わかった。」


ユーナ様は、一人一人をじっくり見て呪文をとなえだした。


ユーナ「……………マハリークマハリータヤンバラヤンヤンヤン。」


『……………………………?』


「パシッ!」


神様「ユーナ、真面目にやらんか!」


神様は先生からハリセンを受け取りユーナ様の後頭部を叩いた。


ユーナ「う、いきなり叩かなくても。」


神様「まったく何時の時代の人間か疑われるぞ?」


先生「神様、ユーナ様は人間ではなく女神様ですよ。」


そう、然り気無く言いながら、神様からハリセンを受けとる。


神様「そうか。忘れてたわ。こやつがあまりにもくだらない事ばかり言いよるから、すっかりみんなと同じ人間扱いしとったわ。ほっほほほ。」


ユーナ「私は女神様ですっ!それより次はおじさんの番ですが。」


神様「うむ、今から始める。」


神様も一人一人をじっくり見てから呪文を唱え出した。


神様「エコエコアザラク、エコエコザメラク。」


『…………………………?』


パシッ!


いきなりユーナ様が神様の後頭部をハリセンで叩いた。


神様「な、ユーナ何をするのじゃ!」


ユーナ「おじさんも人の事いえないのじゃ。どこの黒魔術なのじゃ。」


そう言いながら、ハリセンを先生に返す。


神様「ほっほほほ。ほれ、何か言わないと加護を与えた感じにならんから、適当にな。」


『適当だったんだ!』


神様「ユーナも人の事はいえんじゃろ。」


『ユーナ様も適当だったんだ!』


みんな、一同驚愕!真面目に一列に並んで、加護を与える儀式?に取り組んでたのは、実は神様とユーナ様以外全員だった。


ユーナ「大体、加護を与えるのに一人1秒もかからん。つまらんから、適当にそれらしい呪文を、しかもみんなが知らない呪文を唱えてみたのじゃ。」


『…………………………そうなんだ。』


神様「儂はユーナの真似をしてみたのじゃがの。ほっほほほ。」


やはり親戚だから、どこか似てる部分があるようですね。


神様「これで、古代竜とみんなに加護を与えたのじゃが、恐らく今は実感できないと思うのじゃが、後々役に立つはずじゃ。」


先生「お二人は、日本のアニメやマンガがお好きなのですね?」


神様、ユーナ様「なぜばれたのじゃ!」


『はぁ。』


一同同時にため息が出た。


神様「それじゃ、そろそろ次の場所に行くとするかの。」


『は~い。』


みんなは、やる気の無い返事をしながら古代竜に乗る準備をする。


神様「さて、次は何が待っておるかの。」


神様は呟いた。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「だ、ダメです!」


「何がダメなんだ!」


「い、今全勢力を向かわせると、ここがかなりの手薄になります!」


「そんな事はかまわぬ!早くシキ・カーンを殺して、15歳以下の少女を全員連れてくるんだ!……………………へへへへへ。」


(この人、本当に生け贄の為に集めるのかな?)


「ぐへへへへ。早くしろっ!」


「わかりました!」


「ぐっふふふふ。」


危ない人になってます。

香織は無事なのでしょうか?


香織「すぅ、すぅ、すぅ。」


……………熟睡してますね。大胆と言うか、肝が座ってると言うか、命知らずと言うか、なんと言うか……………。





最後まで読んで頂き本当にありがとうございます。


誤字脱字がありましたら華麗にスルーしてお読み下さい。

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