第330話 記念回!!!
神様「ふぅ、せっかくの記念回じゃと言うのに。」
ユーナ「記念祭?」
神様「違うわ!記念回じゃ。」
先生「神様、記念回ってなんですか?」
神様「それの。儂が一番の愛車と同じ数字だったからな。ほっほほほほ。」
「「……………愛車?」」
神様「なので、今日はあの小僧とキシ・カーンのせいで気分は最悪じゃったが、今回は特別に、夜も気分はサイコー!」
…………いつの時代のテレビ番組ですか?
ユーナ「で、機嫌がいいのはわかったのじゃが、これからどうするのじゃ?」
神様「それな。」
ユーナ「えっ?どこ?」
スパッーーーーン!と、大きい音がユーナ様の頭から……………
ユーナ「いったーーーっ!痛くはないが心が痛いわっ!先生いきなり何をするのじゃ。…………まぁ、頭は痛くないが、心が、なぜか心が痛いのじゃ!」
先生、ハリセンでユーナ様に突っ込みをいれてました。
しかし、そんなハリセンは一体何処から手にいれたのでしょうか。
先生「ユーナ様、神様に変にボケないで下さい。ただでさえ端末の調子が悪くてイライラしてるときに!」
…………すみません。
ユーナ「それよりお主はそんな物一体どこから……………」
先生「えっ?いつも背中に装備してましたけど……………あ~っ、ユーナ様知らなかったんですか?」
ユーナ「くっ!」
神様「ほれほれ、ケンカはよせ。せっかくの記念回なのじゃから、もっと楽しく…………」
「「だれが、愛車の何かと同じだからって、私には全然関係ないですよね(ないのじゃ。)?」」
神様「うっ、そ、そんな事はないから。みんなの所のに戻った時にいい話をするから期待するのじゃ。」
ユーナ「うーん、なんか怪しいが、まっいいじゃろ。」
先生「神様の言ういい話てどんな話なんですか?いい話しで期待してもいいってなんですか。私にはあんまりその手にいい思い出がなくて………だって、久々に電話がかかってきても、義理の両親か、仕事関係の話ばかり。それでも、滅多にかかってこない友人?知人から『いい話があるから会わない?いい話があるから会って話でもしない?』ってお茶や食事に誘われ行ってみると、変な商品の販売や知らない宗教勧誘の話ばかりで…………………グスン。」
((あちゃ~、先生の黒歴史&ボッチの話かぁ~。))
神様「な、ゴホン先生、儂はそんなインチキな話とは違うぞ。」
先生「そう、それでみんな最後にはいい人生を送ろう!だった。」
神様「ぐっ。………………おいっ、ユーナ。先生を何とかしてくれ。話を聞いていると涙が出そうになるのじゃ。」
ユーナ「えーーーーーっ!私にもいい話なの?」
神様「ガハッ!…………そ、それは。」
ユーナ「やっぱりか。まぁ、私も似たような事考えていたから別にいいのじゃ。先生はほっとけ。もうすぐみんなと合流できるから、それまでの我慢じゃ。ヒッヒヒヒヒヒヒィ~」
神様「その気持ちの悪い笑い方は女神としてはどうなのじゃ?
」
先生「で、ですね。こんなに簡単にお金が稼げる。少し頑張れば、あとは勝手にお金が入ってくる。とか、あなたは少し何かに取りつかれています!さぁ、この神の力が封印してある石で毎日頭を撫でて下さい。それであなたはもう、人生の勝ち組です。…………って今思ったけど神の力を封印って。……ふ、ふふふふっ。神の力を封印してたら効果なんてあるわけないですよね?そうですよね、神様。」
神様「そ、そうじゃな。まったく意味が無い。そもそも神の力を石なんぞに封印なんかしてどうするのじゃ。意味がわからん。」
ユーナ「で、先生その石の大きさと値段覚えてる?」
先生「えっ?…………うーんっと、大きいさは固形石鹸ぐらいでした。」
神様「ダッハァ!」
ユーナ「くっくくくく。で値段はいくらくらいするのかの?」
先生「値段ですか。うーーーーん、確か100万円でした。」
神様「グッフッ!」
ユーナ。「こ、固形石鹸ぐらいの大きさの石ころがひゃ、百万円じゃと。どこの宗教じゃ!私が自ら顕現してこらしめてやるのじゃ。」
神様「ふ、不憫な娘じゃ。シクシク。」
先生「でも、指輪とかネックレス、イヤリング、ピアスといろいろ種類がありましたね。全部神の神気に触れた物だから、健康になるし肩こりにもいいとか。血の巡りを良くする?とか。あっ、値段ですか?値段は……………」
記憶を辿る先生の黒歴史。まさかこんな所で先生の過去話をきくとは。おのれ、カコ・カーン目!お前の存在を………………えっ?
カコ・カーンじゃなくてシキ・カーンですか。あ~、そんな名前でしたね。……………で、なんの話をしてましたっけ?
先生「指輪三種類ありました。シルバー、ゴールド、ミスリル、シルバーは10万円、ゴールドは50万円、ミスリルは100万円。今よく考えたら地球にミスリルなんて鉱物は無いですよね?」
神様「あ、あ、もうダメ。儂を今すぐ楽にしてくれ!」
ユーナ「先生………………」
先生「はい?」
ユーナ「先生の右手薬指にはまってるその……ゆ、指輪
は?」
先生「あ、これですか?さっき話した指輪……………」
神様「なんて不憫な娘なのじゃ。」
ユーナ「ま、まさか、さっきの話に出てきた指輪なんじゃな?」
先生「はい!安月給の公務員ですから、一番安居ヤツを。しかも、この指輪をしてから恋愛運、爆上げですから。」
神様、ユーナ「あ、そうなんじゃ。」
先生「あーーーーっ!なんで二人共『あ~ぁ、可哀想な娘。』って顔で私を見るんですか!?」
神様「先生にはみんなより少し特別にしてあげなくてはな。あれではちと可哀想じゃ。」
ユーナ「まさか先生がそんな物に手を出すとは・・・」
そうこう話しをしながら帰ってきた神様御一行は。
神様「みんな、ちと集まって欲しいのじゃ。」
ガヤガヤ、ざわざわ。
神様「うむ、先に結果だけ言うと、多分大丈夫そうじゃな。」
先生「えっ?でも私達は実際に会ったり話を直接聞いた訳じゃないのにどうしてわかるんですか?」
ユーナ「先生、今日のあの騎士団長の話を聞いてなかったのか?」
先生「いえ、ちゃんと聞いてました。」
ユーナ「じゃあ、わかるじゃろ。」
先生「???」
神様「あの騎士団長は15歳以下の女の子を城の地下に匿っている。と言う話じゃったな。 」
先生「はい。でも確認も何も・・・」
ユーナ「したぞ?」
先生「えっ?いつですか?」
神様「うむ、ちゃんと城の地下に匿っていたの。みんなケガも無く元気じゃったわ。以外とあのシキ・カーンは優秀な男なのか?」
先生「そんな事どうして………あっ、太郎君と同じ力が。」
ユーナ「私らは神じゃからな。これぐらいすぐにわかったわ!ヒッヒヒヒヒヒヒィ!」
リーン「魔女みたい。」
毒舌リーン、ここで女神様に向かって発射!
ユーナ「な、なんじゃと?この女神様に向かってなんと、かわいい魔女みたい!ってそう見えたのか!リーンは凄いなー!」
『いえ、ユーナ様の心が強いだけです。』
みなさん、思う事は一緒なんですね。
神様「あのう、そろそろ私の話を続けてよろしいかな?」
今日も平常運転な神様と女神様と愉快な仲間達。
最後まで読んで頂き本当にありがとうございます。
すみません、端末の修理に少しかかりそうなので様子を見ながら続きを書いていこうと思います。そして前話の内容がかなりの酷かったので、修正しました。
恐らく当分は単文になると思いますが、そこの事は許して下さい。
今日は少し長く書けました。(奇跡ですが、この約2000文字程度を投稿するのに、約3時間近くかかりました。)
フリーズし過ぎ。(*T^T)




