第328話 弱い……………?
ガァィン!ガァィン!!ガァィーーーーン!!!
謎の軍団が町の結界を何度も何度も何度も攻撃をしていた。
カーン「しっかりと結界を張るんだ!」
ガァィン!ガァィン!バッリッーーーーン!
結界はとうと破られてしまった。
神様「しかし、どうしたらあんな大きなハンマーなんか振り回せるのじゃ?」
ここは、先日『今、秘密の悪魔の軍団が各地で15歳以下の生娘を探してますから気をつけて下さいね。』といいに来たシキ・カーン統治の上空で、状況を眺めていた。
流石に見捨てることが出来ないため(15歳以下の女の子を)一応あれから見張っていたわけです。
ユーナ「うむ、そろそろ助けに入らないと、死人が増えるの。」
今は城壁で攻防が続いている。
先生「ですが、勝手に助けに入った後で何か言われたりしないですかね?」
リーン「その時はあのカーンとか言うヤツを消せば………」
リーンさん、いきなり物騒です。
勇者「その時はその時。それよりこの町の人数だとかなりの少女が対象になりそうだ。その方が不味い。」
神様「いさむの言う通りじゃな。生け贄の数が一気に集まるからの。カーンの事は……………あとでもよかろう。」
リーン「やはり、消した方が…………」
今日のリーンさんご機嫌斜め?
アン「じゃあ、そろそろいきましょうか。」
ユーナ「うむ、面倒だがやむを得ないな。」
上空から一気に3頭の古代竜の強力ブレスが謎の軍団に放たれる。
「ギャーーーーーーーァ!」
あっという間、敵の半分が消滅してしまった。
ユーナ「あれ?弱い?」
そして上空に待機2頭の古代竜が同じく急降下をしながら強力なブレスを放つ。
「ギャーーーーーーーァ!ァァァァァァァ…………………」
攻撃が終わり、上空に待避し敵の様子を伺う。
神様「変じゃな。」
ユーナ「妙じゃな。」
勇者「敵が、全滅?」
先生「今まで会った敵の中で一番……………弱いですね。」
「「「「「確かに!」」」」」
暫く上空から辺り一面を確認するが、やはり敵がいない。
それでもやはり不安は拭えないため、四方に散らばり半日ほど敵の探索に当たったが、やはりどこにもいない。なので、面倒だとみんなは内心思いつつも、シキ・カーンの所に顔出すことに。それから、15歳以下の女の子達が無事なのも確認したかったから仕方がなく、いやいや、顔も見たくないけど、やっぱり不安だから確認だけは…………と、色々自分自身納得させるよに地上降り立った。
神様「はぁ、さて行くかの。」
ユーナ「面倒じゃな。ったく。」
先生「しょうがないですよ。」
マリー、シーバ、リーン、ニーナ、ヒトミ、ノア、勇者、アンが一斉に「いってらっしゃい!」と言い出した!
「「「なんで?」」」
勇者「いや、確認だけなら俺ら必要ないよな?」
リーン「あんなヤツの顔、2度と見たくない!ゲス野郎が!」
「「「「「「「「「ゲス野郎が?」」」」」」」」」
どうもリーンはあのゲス野郎がお気に召さないよいだ。どうりで始めからご機嫌斜めなわけで。
神様「まぁ、確かに確認だけだからな。わかった、ユーナと先生と3人で行ってくるとするかの。やれやれ。」
先生「そんなぁ~。私もお留守番がいいです。」
ユーナ「先生はダメじゃ。ほれほれ。」
先生、ユーナ様に強引に手を引っ張っていかれた。
『御愁傷様です。』
酷い人達です。
最後まで読んで頂き本当にありがとうございます。




