第326話 太郎の加護
魔王軍団は……あ、間違えました。神様やユーナ様達は敵対してきた一人の重要人物を拉致してきました。
神様「儂ら神は基本的に何もせぬ。ただただ神達はきまぐれで、自分勝手な奴らも多いし、中には色んな事に積極的に介入して、人類や他の生き物を助ける変わった神もまた存在するのじゃ。」
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ゆかりに「私らは、太郎と香織がどうしても必要だから今までみんなに協力してきたのじゃ。」
マリー「そんな、それじゃあ私達は…………」
ニーナ「うーーっ、グスン。」
リーン「ま、そうだろうとは思っていた。」
シーバ「リーン様、どうして知ってたのですか?」
リーン「神様は敬う物。人々の精神的拠り所。頼むものではない。お金持ちになりたいとか、偉くなりたいとか、そんな事を欲してはいけない。神様とは敬うって信仰するもの。」
ヒトミ「リーン様、ずいぶん詳しいっすね?」
先生「私もなんとなく分かってました。でも、今は太郎君も香織さんもいない。いくら探す為に一緒に行動するのが少しおかしいなぁ。と軽く思ってました。神様、ユーナ様、何か秘密があるのですね。」
ユーナ様「はぁ、さすが先生じゃ。業腹だが、太郎のやつはここにいるみんなを………私も含めて嫁にしよったのだ。」
「「「「「嫁?」」」」」
ユーナ「本当じゃ。その証拠にお主ら全員太郎の加護が付いて、以前より………いや、太郎が天界にいって強くなっているからみんなのステータスは何10倍も上がってるはずじゃ。まぁ、私もだかな。」
神様「あと、なぜか古代竜達も太郎から加護をもらったから以前とは比べ物にならないくらい強いはずじゃ。ほっほほほ。」
『……………それは知らなかった。どうりで以前より力と魔力が溢れてるはずだ。』
『太郎様には一度ボコボコにされたからな。わっははは。』
『あれは、痛かったわ。』
『最後の蹴りで気絶するとは思わなかったからな。』
『しかし、その時から香織の事を頼まれたのは、やはり先が見えてた事なんだろう。』
神様「太郎は古代竜5頭と戦って簡単に勝つやつじゃ。当然香織の事もなんとなく分かっておったのだろう。」
みんな、茫然!
ノア「あ、でも私は太郎様と結婚したいのですが、…………親と兄が大反対すると思います。ましてや、私には婚約者がいますので。あ、でも、この婚約は親が勝手に決めて、しかも私の中で一番嫌いなやつなんです。」
ヒトミ「色々苦労してるんだな。」
ノア「はい。シクッ。」
神様「話はそれたが、今はみんな儂の孫のようなものじゃ。だからここにいるみんなはみな、儂とユーナの保護が受ける事になるわけじゃ。わかってくれたかの?」
みんなして「はいっ!」と吹っ切れたように明るく返事をする。
ユーナ「こいつ殺すかの?」
先生「いやいやいや、ちゃんと話し合いをしましょう。」
ユーナ「だってこいつ私の事悪魔だ魔王だとな抜かしやがっただぜ?」
神様「ユーナ、少し落ち着け。早く情報をとこちらの事をはなすのじゃ。」
ユーナ「う~、わかったのじゃ。ほいっ!」
ユーナ様が簡単に連れてきた(拉致して)指揮官を起こした。
「う、う~ん。な、なんだ夢だったのか?」
ユーナ「何が夢なのじゃ?」
「あ、あ、あ、あ、あーーーっぐっ、ぐぐぐ。」
勇者「本当にやかましいやつだな。」
咄嗟に勇者が口をふさいだ。
神様「しょうがないの。ほれ。」
神様からの細い光が、指揮官を包み込む。
神様「これで、少しは静かになるじゃろ。」
ユーナ「おいっ!お主は名はなんと言うのじゃ。」
「あ、あ、儂はシキ・カーンと言うこの地を治めてる辺境伯爵だ。」
「「「「「「指揮官がシキ・カーン?…………ぶっ!」」」」」」
「へ、へ、平民の分際で儂に逆らうのか?即刻打ち首にな……………ひゃああああ。す、すみません。」
ユーナ様がおもいっきり威圧を放った。
やっと話がすすみました。
次回、シキ・カーンの運命
なんで?
最後まで読んで頂き本当にありがとうございます。
自分の書いた作品が読んでいただいている方々にどう思われてるかが凄く気になってます。
スランプ脱出のため、何でもいいので感想やご意見をお待ちしてす。よろしくお願いします。
かなり必死ですみません。
m(_ _)m




