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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第6章 主人公のいない世界で
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第314話 この神様、実は女神様だった。




まず、色々と始める前に椿さんの気持ち……そうですね、決意の程が確かかを確認したいのですが。


「はい?決意、気持ち?はぁ、大丈夫ですけど。」


ではまず。

椿さんは、今まで通りみなさん………この場合は椿さんの婚約者さん、2号さん、3号さん、4号さん、5…………


「ち、ちょっとちょっと待った!……………えーと、婚約者さん?………なんかこの時点でおかしい。普通に婚約者でいいのでは?」


あ~、そう言う事ですか。すみません。では、婚約者、2号さん、3号さん、よ……………


「ちょーーーっと、待とうか!おかしいですよね?」


えっ?ちゃんと言い直しましたが、何か変でしたか?


「いやいや、色々あるでしょう?………2号さん、3号さん、4号さん…………これなんですか?」


あっ、そっちでしたか。


「いや、普通誰が聞いてもおかしいですよね?」


えっ?何がですか?


「えっ?」


えっ?


「いやいや、だから2号とか3号とか………まるで人造人間みたいに聞こえません?」


あっ、それは大変に失礼しました。そうですよね。みなさんお名前がありますね。

失念してました。重々申し訳ありませんでした。

でも、これは椿さんにも責任の一端はあるのではないでしょうか。


「えっ?なんで?」


いえ、一応名前はお分かりになりますが、誰が2号さんで、誰が18号さんかわからなかったので。


「今、凄い数字が出ませんでした?いや、確かに。はい、確かに何も決めていませんでした。でも、俺的にはみんな平等にしたいので、2号も18号も関係ないんですよ。」


はぁ、それはリア充いえ、リア十八号ですか?嫌みですか?確かに私は年齢=彼氏いない歴ですが、それがいけないのでしょうか?


(は~ぁ、この神様姿が見えなかったからわからなかったけど、女神様なんだ。)


はい、そこ今年齢が1億歳ぐらいとかかんがえませんでしたか?


「………………。」


何か言って下さい!


(うわっー、超めんどくさい。見た目がわからないから、俺的にはタイプじゃないな。)


………………………うっ、うっ、うっ。


(なんか泣き出したよ。女神様ってなんでこんなめんどくさいんだろう?ユーナには最初、見た目で騙されたからな。)


うわっ~! そんな酷いと言わないで下さい。私のハートはかなりダメージを受けました。


「はぁ、大丈夫ですか?」


そんな心にも無い言葉を言われましても、当分立ち直れそうにないです。

ですので、椿さんの今後の予定は私の心の傷が癒えるまで保留になりました。


(うわっ!なんて自分勝手な女神だ!やっぱりユーナに通ずる所があるな。)


「あのぅ、その心の傷はいつ頃癒えそうなんですか?」


シクシク。…………そうですね、シク、大体1万年ぐらい経てば、だいぶ楽になると思います。


「ちょっと待てや!その頃にはみんなが楽になってるじゃねぇか!バカか?お前はバカか?」


な、なんて口の聞き方を………


「神様時間でいろんな事を進めてるんじゃねぇよ!何自分勝手な事を言ってるんだ。早くさっさと、さっきの続きをやってくれ!」


そ、そんな。私にそんな酷い事を言わないで下さい。シクシク。


どの世界の女神様ってこんなにもワガママなんだ。と思った最初の日だった。



最後まで読んで頂き本当にありがとうございます。


誤字脱字などに気づきましても、そのままスルーしてお読み下さい。m(_ _)m

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