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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第6章 主人公のいない世界で
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第312話 相手は誰?



………………ん。


……………さん。


「だ、誰だ?」


……………太郎さん。


「悪い、もう少し寝かせてくれ。」


…椿太郎さん。


「わかった、わかったから少し静かにしてくれ!」


椿太郎さん、起きて下さい。


うっすらと、瞼を上げる。


「うっ、眩しい。」


クラクラする頭と眩しい光に顔を歪める。


やっと、起きて下さいましたか。


まだ、体がまともに動かない………


「がっ、か、体中が痛いっ!」


もうすぐ楽になります。


すぅーっと体の痛みが消えていく。

ゆっくりと周りを見渡すと……


「ここは?」


楽になりましたね。少し話をしましょう。


「ところで、ここはどこだ?それよりさっきから話かけてるのは誰だよ?」


これは失礼しました。私あなた方から見れば神になります。


「……………また、神様かよ。」


大変申し訳ありません。こう度々神が人との接触や干渉する事は不味いのですが、今回ばかりはそうも言っている場合ではないので。


「言ってる意味がわからない。それよりここは?」


はい、神界です。


「霊界に神界に、色々あるんだね。」


そうですね。


「で、俺はなぜここに?」


椿太郎さんの最後の記憶は何処までありますか?


「……………えーと、確かマリーとニーナが…………あっ、ニーナだ。そう言えばニーナは?ニーナはどうなったんだ?」


ニーナさんですね。大丈夫です。あなたの命と引き換えに無事みなさんの元に帰りました。


「はぁ~、良かった。そっか。無事ならいいんだ。」


随分と冷静ですね。


「えっ?なにが。」


いえ、ニーナさんは貴方の命と引き換えに助かったのです。


「えっ?そうなの。………えっ?」


………………………大丈夫ですか?


「て事は、俺って死んだの?」


そうなります。


「いやいやいや。今の俺は…………何?」


椿太郎さん。落ち着きましょう。


「これが落ち着ける………ふにゃ~」


どうです、落ち着きましたか。


「あ~、何だかふにゃふにゃになった感じ。」


それでは椿太郎さん、お話をしましょう。


「あのう、なんかさっきから椿太郎さん、椿太郎さんてなんか落ち着かないから、どっちかで呼んで。」


わかりました。太さん。


「どっちかじゃなく、真ん中かよ!」



最後まで読んで頂き本当にありがとうございます。


今回から新章になります。



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