第305話 ヒトミ発見
ユーナ「うりゃーーーーっ!」
太郎「ばっ、止めろ!危ないだろう!」
ユーナ「観念せいやっー!」
太郎「ユーナ、お前誰だよ?」
ユーナ「そんな事簡単に吐くと思うかーーーっ!」
太郎様、ここは早く拘束しましょう!
太郎「そうだな。ユーナ悪いな。」
ユーナ「また誰かと話をしてるな!おりゃー!死にさらせぃー!」
太郎「ダメだな。悪い。」
太郎様がユーナ様にそう言うとすかさず手套で首に軽くトンとした。
ユーナ「うっ。」
太郎様は意識を失って倒れたユーナ様を抱き抱え、すかさずロープでぐるぐる巻きに。あっ、ロープが何処から出てきたかは詮索NGでお願いします。
太郎「ふぅ、なんだ。この狂犬病みたいのは?そう言えば、ヒトミが見当たらないけど。」
太郎様はユーナ様と一緒に居られた人達は全部で4人。全て女性だった。良かったですね、太郎様。
太郎「しかし、みんな気絶してるしなぁ~。」
太郎様、前方1時の方向にヒトミ様発見!距離は300メートル。
太郎「確認した。………………って、サンってレーダーも使えるのかよ?ただのナレーターじゃなかったの?」
はい。太郎様の為に色々バージョンアップしてます。
それより早くしましょう。今度は本当に色々と不味そうです。
太郎「今度は間違いないな。」
イエス。太郎様。
太郎「あ~、なんか段々とサンがおかしくなってきた。…………じゃあ行きますか。」
太郎様は、文字通り飛んで行きました。目標が分かるので今度はテレポートを使って。
ヒトミ「マジに止めてよ!」
シュン。
太郎「よっ!だいじょぶ……………プチン。」
あれ?今何か切れる音が………
ドンッ、ガンッ、ドコッ、バンッバンッバンッ、ゴキュ。
太郎「ヒトミ、大丈夫か?」
ヒトミ「太郎様、どうして此処がわかったのですか?」
太郎「ヒトミが何処に居ても俺にはわかるのさ。」
いいえ、それはレーダーのお陰なのですが、そう言えば太郎様もレーダー使えますよね?
太郎「使えるよ。使えるけどレーダー使うと目が疲れるし、視界も悪くなるから面倒なんだ。」
ですよね。じゃなければとっくに香織様も見つけてますよね。
ヒトミ「太郎、誰と話をしてるの?」
太郎「あ~、サンだよ。」
ヒトミ「サン?それ女性?」
太郎「多分そうだと思うよ。それよりコイツらは………っていないし。」
ヒトミ「いや、全部太郎様が星の彼方へぶっ飛ばしましたけど?」
太郎「しまった。迂闊にもヒトミが蹂躙されて、知らない男達に入れ替わり次々と………」
ヒトミ「太郎様、妄想ダダ漏れしてますよ?私は蹂躙なんなされてません。」
太郎「なんだ、良かった。」
ヒトミ「それでユーナ様に会いましたか?」
太郎「さっき、あっちで会ったよ。命を取られそうだから今は寝てるけど。」
ヒトミ「何をしてるんですか?それと、サンって誰ですか?」
それには私がお答えします。
ヒトミ「ひゃ!な、な、何?」
太郎(さて、ヒトミはサンに任せて…………サンの説明が終わったら、ヒトミに聞くしかないか。)
ヒトミ「太郎様。説明終わりましたよ?あと、事情も了解しました!」
太郎「はやっ!俺が空飛ぶよりはやっ!」
ヒトミ「じゃあ、早くユーナ様の元に戻りましょう。」
太郎「じゃあ、手を出して。」
太郎様はヒトミ様の手を繋いでそのままテレポート。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
最近、感想など頂けなくて少し凹んでます。是非よろしくお願いいたします。




