第30話 タンドリア
誤字脱字はスルーでお願いします。
あとで修正します。
あとセリフの追加や修正などがある場合があります。
物語自体は変わりません。
あれから先生の命令?で金目のものを集め、馬車に戻ってきた。
予想より量があったので、みんなで運ぶ事がになったのはいいけど……
(すみません。みなさん、チラチラ見てはいけない物が見えてしまってます。童貞高校男子としては、辛いものがあります。)
「せ、先生、彼女達にもう少しましな服装を着せてあげられないですか?」
少しどもりながら小さい声で先生に言ってみる。
「ふ~ん、椿君っての結構むっつりなのね。」
先生がニヤリと笑いながらからかいはじめた。
「う~ん、今は我慢してね。とりあえず荷物を馬車に運びましょう。」
(うわっ!これってわざと?)
かわらず先生はニヤニヤしていた。
「は、早く運びましょう。てか、先生ニヤニヤしすぎです。」
荷物を運ぶ少女達は、何の事かわからずに首を傾げながら荷物を馬車に運んでいた。
「しかし、凄い収穫ね。これでだいぶ楽に旅が出来そうね。」
「そんなにですか?僕には価値がまったくわからないので、スルーしてました。」
「盗賊は手配されている事がほとんどだから、討伐したり、捕まえたりしたら報償金が出るし、盗賊の持ち物は討伐した人の物になるのよ。」
先生が説明しながら荷物を馬車に運びこんだ。
「そうなんですか。じゃあ、あの盗賊に殺された人はどうなるのですか?」
「その場合、見つけた人の物になるのかな。例えば、さっきみたいに盗賊から襲われていた人が全員殺されていて盗賊だけいたら、その盗賊を討伐したり捕まえたりしたら、その人、さっきの例えなら椿君の物になるのよ。」
「ちょ、ちょっと待って下さい。その例えならこれらの物は彼女達のじゃないのですか?」
「それがね~……」
先生はなんて説明しようか悩んでるように見えた。先生は困りながら御者台に乗って少女達に話しかけた。
「みんな大丈夫?次の街まで少しあるから、お腹すいたりお水が飲みたかったら、そこの皮の箱に入ってるから、遠慮なく食べて。」
先生は馬車に乗っている少女達に色々説明をしていた。
次の街までは今日中には着く距離ではないようなので、野宿する事はわかっていた。ただ、今日はもうかなり日が傾いているから、少し我慢すれば夜食を作るのに、なんで食べ物を進めたのかわからなかった。
「じゃあ、行くね。ちょっと暗いけど少し先で野宿の準備をしましょう。」
「わかりました。先生におまかせします。」
馬車が走り出す。後ろを見ると、みんな干し肉を食べあさっていた。
「やっぱり椿君ってむっつりなんだ。」
先生が僕を見ながらニヤニヤしていた。
「いやいや、先生何言ってるのかな?そんなんじゃないんです。それに僕はむっつりじゃあありますん。オープンスケベです。」
(うわっー!僕は何言ってる?)
「へぇ~、椿君はオープンスケベなんだ。オープンスケベの意味がよくわからないけど、私も気を付けないとダメかな?」
(うわっー!完全に勘違いされてるっ!)
「ち、違います。すみません間違えました。本当はオープンどスケベです。」
(えっ?何これ?思ってもいない事がかってにしゃべっている。)
「椿君、少し離れてくれるかな。」
(ぐほっ!なぜHPが削られていく。喋れば喋るほど深みにはまっていく。)
「三ヵ日さんは大変ですね。椿君の本当の事を知ってるのしら。」
(まずい、今弁明の為に話しかけたら、またとんでもない事を口走ってしまうかも。)
「まあ、椿君と三ヵ日さんがよければ、先生には関係ありませんから。でも、先生にはあまり近づかないで下さいね。」
(ちーん。)
先生が後ろに振り向いて何かしゃべっていた。僕にはもう、何も聞こえなかった。
「みんな、聞いてくれる?次の街タンドリアまでそのまま行きたいけど、距離があるから、途中で野宿すからね。それと、あとでもう少しましな服を貸してあげるからちょっと待ってね。それから、ここにいる人はオープンスケベって言う危険人物だから、近づかない方がいいからね。」
(どーしてこうなった!)
読んでいてくれる人がいる限り、頑張って面白くなるよう書き続けます。
なので感想などあったらうれしいです。




