第295話 村長の家に
圧巻だった。太郎様の慈悲なき範囲攻撃によって、悪魔の大群は姿を消したのだった。……………太郎様、怖いです。
太郎「はっはははははは!ザマァミロー!このリア充どもめ!」
先生「太郎君、お疲れ様。」
太郎「あと、そこにいるヤツだけか。」
最初に登場した悪魔が一人。顔色は変わらないが、かなり白くなっているように見えた。
『た、た、助けて下さい。私はただ命令されただけなので。…………お願いいたします。どうか命だけは。』
最初は意気がって甘く見下していた悪魔の大群の隊長(おそらく。)の命乞い…………まぁ、テンプレですね。
太郎「ふざけるなっ!てめぇは今までそう言って助けや命乞いをしてた弱い奴等に同じ事言われて来て、どうしてた?」
『…………………………。』
悪魔の隊長さん、何も言えず。
太郎「まぁ、でも俺の質問にちゃんと答えたら、考えてやるがな。どうする?」
悪魔の隊長さん、一瞬喜びの顔を見せた瞬間に、頭部が破裂した。ドサリと体が倒れて、周りに見たくない物が散らばっていた。
先生「な、何?太郎君が何かしたの?」
先生、意外とスプラッターな耐性があるみたいです。
太郎「うっ、気持ち悪いっ!」
太郎様弱っ!以外と弱っ!
先生「いきなりなんでこんな事に。」
太郎「先生、うっ、おそらく、俺から情報を聞き出す事に反応した、奴隷的契約かなにかで裏切ろうとしたからだと思います。うっ、ダメだ。気持ち悪いっ!」
あ~、太郎様。このあとはゆっくりと休んで下さい。チチさんが喜びながら走って来ましたから、添い寝でもしてもらえば天国かと。
チチ「太郎様、ありがとうございます。今日は是非ゆっくりとうちで休んで下さい。」
村長「今夜は是非おもてなしをさせて下さい。」
先生「はぁ、ありがとうございます。とりあえず太郎君は今体調が悪いので、少し休ませてもらっていいでしょうか?」
村長「あぁ、それなら是非我が家の部屋でお休み下さい。」
先生「太郎君、良かったね。」
太郎「あ、はい。じゃあちょっと休ませてもらいます。」
村長とチチの案内で、太郎様と先生は村長の家に。しかしそこで見たのは、家ではなく、豪邸だった。
先生「えっ?ここ?」
太郎「な、何でもいいので横になりたい。」
二人の反応は真逆だった。
村長って儲かるの?先生の考えが頭をよぎる。
どんな、村なんでしょうか?
いつも最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
ごめんなさい。誤字脱字などありましたら、スルーしてお読み下さい。




