第29話 盗賊その3
今日2話目の投稿です。
少し短いですが、ご了承下さい。
誤字脱字があって、読みにくい場合は、スルーでお願いします。
まだ、セリフの追加等があるかも。
AM9:30頃、後半の誤字の修正と、セリフを大幅に変更しました。これなら、読みやすいと思います。
盗賊との戦闘は、以外になほど簡単に終わってしまった。
(盗賊ってこんなに弱いのか?)
太郎は、うでの中で泣いている先生を見ていた。
(うぐっ、どうしよう?ここは我慢しなくては。)
太郎は先生を抱き締める事を我慢し、両腕を上に上げていた。
(頭撫でるくらいゆるしてね。)
メチャクチャ言い訳しながら先生の頭を撫ででいた。
「椿君、ケガとかしてない?」
ズキューン!
(何これ、先生メチャクチャかわいいですけど。)
「だ、大丈夫です。そ、それより他に生存者がいないか探しましょう。あと、まだどこかに盗賊がいるかも知れないので、早めに移動しましょう。」
「そうね。グスッあと、あの子達にも話を聞かなくては。椿君は、周りを警戒しながら、生存者がいないか確かめて下さい。私はあの子達に話を聞いてから荷物をまとめて、馬車に乗せて出発の準備をしますね。」
太郎は、盗賊らしさき者以外の確認をする。
(ダメだ。全員しんでる。全部で4人か。あっ、1人腰にカギをたくさんぶら下げてる。一応持って行こう。)
太郎は派手な服を着ていた男からカギを抜き取る。
(あとは、荷物になるからいらない。お金は先生が結構持ってたし。)
「先生っ!こっちの確認をしました。全員ダメでした。あとこの付近は大丈夫そうですが早めに移動した方がいいと思います。」
太郎は、スタスタッと馬車まで歩いて、先生の所まで来ると、女の子全員が手と足を鎖で繋がれていた。
「先生これは?」
「鎖で繋がれてました。カギが必要なので、椿君は探してくれますか?」
「えと~と、カギってこれですか?」
「ビンゴッ!さすが椿君。でもどうしてカギが必要だって知ってたのですかか?」
「いやッ~、なんか派手な服装をしていた半分ハゲのおじさんが、腰にこれ見よがしな着けてたから、持ってきました。」
「しかし、偶然ですね。とにかくこれで彼女達の鎖をはずしましょう。」
太郎は知らなかった。これは偶然でなく、太郎の能力だからだ。『天視』これは、太郎に必要な物、場所、道などが自然に見ることができる「サイノウ」だ。
「これでよしっ!と、あなた達はなぜ鎖に繋がれてたの?」
(先生が質問した。)
「助けてくれて、ありがとうございます。本当になんてお礼をしたらいいのか。グスッ、これは、そのう……」
(あちこちで、すすり泣く声が聞こえてくる。先生が質問した相手は、掴まっていた中で一番最初に先生にお礼をしていた子だ。)
「まぁいいわ。あとで話をきかせて。それで4人人だけでいいのかな?」
「馬車の中には誰もいませんでしたよ、先生。」
「はい。ここにいる4人だけです。それぞれ違う場所で連れてこられました。私達はそれぞれ違う土地の者です。それに馬車の中での私語は厳禁でしたので、他の方達の事はほとんど知らなくて……)
「そう。でも今はあまりここに長くいるのはよくないから、安全な場所まで移動して、それから詳しく話しを……それから名前も聞かせて。さあ、早く馬車に乗って。」
「はい、わかりました。」
四人の少女は頷き、馬車の荷台に乗り込んだ。
「じゃあ、先生行きますか。」
「ちょっと待って椿君。カギの他に必要な物は取って来てくれたよね?」
「…………えっ?必要な物って?」
「決まっているでしょう?お金とか宝石類とか、魔石にお金になりそうな武器や武具とか。」
(えッー、そこだけテンプレですか。端から見たら、僕らは盗賊より酷いかも。)
下手なりに頑張ってます。
感想などお待ちしてます。
今後の物語に影響するかも。




