第288話 しかし香織は………
香織(どうしようか。とりあえず無事な事だけ連絡しようかな。いやいや、太郎やおじいちゃんが色々と面倒かも。)
香織さん、早く連絡だけは入れた方が……
香織(とりあえず、太郎に連絡をしてみようかな。………あっ、もしもし?)
香織さん、テレパシーは電話ではありません。
香織(あっ、もしもし?太郎?)
『おかけになった電話番号は現在使われておりません。』
電話だったー!
香織(あれ?間違えた?よし、次こそ。あっ、もしもし?太郎?)
『ただ今電波の届きにくい場所におられるか、電源が入っていないためかかりません。』
今度は携帯だったー!
香織(おかしいな。つながらない。)
香織さん、だから電話じゃないですから。一体何処に通話しようとしてるのですか?
香織(しょうがない、メールで状況を知らせようっと。)
………………通話を止めてメールですか?今ならLINEの方がいいですよ。
香織(太郎、私は無事。)
えっ?それだけ?………電報か通信暗黒か何かですか?
香織(これでよし。あっ!)
香織さん、まさかメールが………
香織(あれ?メール届かない!)
香織さん、もう逃げて下さい。あなたの方が面倒です。
香織(う~ん、まっいっか!)
超ポジティブ!なんでそんなにポジティブなんですか?…あっ、まさか。
香織(もう、面倒だからいいや。少し寝ようっと。)
香織さん、随分ずぼらになりましたね?いや、地球にいた頃の事は知りませんが。
香織(くぅ~、くぅ~。)
寝るのはやっ!あなた、拐われてきた事を忘れてませんか?一応、結界があるから大丈夫だと思いますが、それにしても危機感0。
香織「太郎~、浮気は許さないから~。ムニュムニュ。」
太郎様、どうなっても知りませんから。今の香織は太郎様より強いですよ。多分………
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