第283話 紹介その4(仮)
神様「そろそろ次にいこうかの。」
さすが神様、さすかみ!早く次の展開に進みたいので助かります。すると…………
リーン「お祖父様初めまして。アイリス王国の第一王女、アイリーン・アイリスです。」
見た目は平民と変わらないボロい服とスカートを履いているリーンは、王女らしくカーテシーを決め神様に挨拶をした。
ニーナとは真逆な子供っぽい、ぽやぽやした童顔で優しい顔している。身長もおそらく1番低くく1番年下に視られがちなリーンだが、実は18歳と先生の次に年上だったりする。
神様「ほぅ、これはこれは、ご丁寧に。儂がいさむと香織の祖父です。こちらのお嬢さんも綺麗な方じゃ。」
リーン「あ、いえ、そんな。」
綺麗な銀髪を揺らしながら紅くなった顔を両手で顔を覆った。
神様「こちらのアイリーンさんも太郎の婚約者かの?」
勇者「ま、また?アイツ何人と結婚するつもりだっ!」
恥ずかしさのあまり勇者の言葉を全然聞いていなかったリーンは慌てて神様に返事をする。
リーン「は、はい。私も太郎様に助けて頂きました。でもその時の相手が魔物や魔獣ではなく盗賊でした。だからもし捕まったあとの事を考えたらとても生きてはいられない。そう思い自害するつもりでした。でも、その時に太郎様に救ってもらいました。その時は自害しなくて助かったと言う思いと、助けてくれた太郎様を見てすぐに太郎様が運命の人とだとすぐに気がつきました。」
勇者「ちょ、ちょっと待ってくれ。」
神様「なんじゃ?まぁ、それよりもいちいちうるさいぞ、いさむ!」
勇者「おじいちゃん、ごめん。ちょっと聞きたい事が…………」
アン「勇者、いい加減にしな!話が先に進まないじゃない。」
お~っ!さすがつるペタ英雄王女!頼もしいです。
アン「後で覚えておきなさい。」
ふぇ~ん、すみませ~ん。でも今は貧乳の時代です。リーンみたいな巨乳時代はすでに終わりましたから。………………信じて下さい。
アン「まぁいいわ。後でその情報を詳しくは教えなさい。約束ですよ?」
は、はい。分かりました。
勇者「アン、何を言ってるんだ?」
アン「いいえ、なんでもないから!」
語気が大きくなるアンに少しビビる勇者。女の子は怖いです。
アン「で、勇者何を聞こうとしてるのかな?まさか胸の大きさとか?」
確かに今まで自己紹介してきた人物は、身長の大きさには幅があるが、スタイルが良くて美人で当然胸も大きい。今、目の前にいるリーンは巨乳の部類に入るだろう。いや、リーンに限り軟乳の部類に入りそうな胸だ。(リーンの胸は当然女子しか見た事がありません。よって、私は見た事がありません。)
勇者「アン、そんなくだらない事な…………」
リーンが少しカチンときて、勇者に文句を言おうとした瞬間に。
神様「なにが下らないのじゃ?そこは大切な事じゃろう?」
「「「「「えっーーーーーーーーーーーーーっ!!」」」」」
神様、ドスケベ本領発揮!!
勇者「な、何をいってるんだぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
勇者、心の魂からの叫び!…………しかし、心の魂って何ですか?
女性陣から一気にゴミや蛆虫を見るような視線を感じる神様。
神様「ん?儂、何か変な事でも言ったかのぅ?」
ハイッ!自覚なしの天然ドスケベの神様。
勇者「おじいちゃん、それちょっと引くわ。」
勇者は自分の祖父に対して思いっきり軽蔑の眼差し。女性陣は服を着ているにもかかわらず手で胸を隠していた。理由は…………
勇者「おじいちゃん、やっぱり透視とか出来ちゃったりする?」
そうです。女性陣が両手で胸を隠す。それが理由なんです。
勇者「おじいちゃんはさぁ、神様だからそんな事も簡単にできそうだよな。」
半分諦めた勇者。そこに神様が……
神様「おーーーーっ!それは知らなかったの!後で試してみるかの。ほっほほほ。」
((((((((勇者っ!オマェ~!余計な事言いやがって!))))))))
女性陣の心の魂の叫びだった。
そしてまた話が進まないのでした。………………今回は勇者がわるいので。
いつも最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
途中に誤字脱字などがありましたら、スルーしてお読み下さい。
この小説を読んで下さった方々からの感想やご意見などありましたら是非お願いします。




