第278話 以外な真実をポロリと。
神様「ユーナ、今なんと言った?」
ユーナ「へ?」
太郎(あちゃ~、マズイ!その事をすっかり忘れてた。)
太郎様の顔色がどんどん悪くなっていった。
神様「いや、誰が将来の旦那様なんだ?」
ユーナ「あっ。」
太郎(あちゃー!)
先生「神様。話の途中に失礼します。」
神様「うむ。今のユーナの話の事かの?」
先生「はい、椿太郎君は私の将来の旦那様にもなります。」
「「「「えっ?」」」」
太郎(先生ーーーっ!何いっちゃってるんだよ!)
神様「先生、すまぬ。ちと話が見えぬのじゃが。」
神様は、額に指を当てて俯いていた。
ユーナ「おじさん、私は将来、太郎と結婚する約束をしたのじゃ。でも、やっぱり悔しいけどそれは仕方がないからじゃ。」
勇者「太郎、少し向こうで二人で話でもしないか?」
プルプル震えている勇者。
太郎(はぁ~。)
神様「ユーナっ!お主、どう言うつもりじゃ!」
ユーナ「どうもこうもありません。将来、太郎と結婚すると言う話です。」
神様「太郎や。ユーナとどうしてそんな話になったのじゃ。」
先生「神様。許して下さい。彼は何も悪くありません。私達は、彼に何回も命を助けられて、その度に彼に牽かれていき、そして私達で彼が困っている時は助けて一緒にいたいと思うようになってしまったのです。こちらの世界では、本人達の承諾があれば、何人でもお嫁さんを摂る事ができます。」
ユーナ「うむ、先生の言う通りじゃな。」
ポカッ!
神様はユーナの頭に拳骨を一つ落とした。
ユーナ「痛いっ!おじさん何するの?」
神様「話はわかった。しかし、太郎には香織がいる事は、当然知っておったはずじゃ。香織は、儂のかわいい孫はどうなるのじゃ?」
ユーナ「ふぅ~、悔しいけど、香織は第1夫人じゃ。」
「「はあ?」」
神様と勇者のコラボ。
ユーナ「で、私が第2夫人じゃ。で、先生が第三夫人じゃな。」
神様「た、太郎ーーーーっ!」
太郎「は、はいっ!」
神様「もう少し詳しく話を聞きたいのじゃが、まずその前に、他の女の子達はまさか………」
太郎「はははは。」
神様なぜか天を仰いでいた。
ユーナ「おじさん、太郎は何も悪くはないからな。」
神様「いや、別に太郎を責めるつもりはない。ただ。」
「「ただ?」」
神様(太郎~!お主が、羨ましい~!異世界でハーレムとか、どんだけテンプレなんじゃ!しかも儂の孫だけじゃなく、姪っ子までとは~!)
「「「「……………?」」」」
神様、さすがです。しかし、太郎様は今だに、様子がちょっと変だった。
太郎「はははは。」
勇者「ジロリ。」
太郎様、高校生で(地球での年齢では)もう第三夫人まで予定ができてしまってました。
あと、第何夫人まででてくのか?
いつも最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
途中に誤字脱字などありましたら、スルーしてお読み下さい。




