表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第5章 これからが本番?
275/538

第276話 男の正体は?



「う、うぅ。」


『香織には暫く静かにしてもらわなければな。』


香織を拐った男の声が聞こえる。


『香織は当分目が覚めぬように私の力で寝ててもらう。その時がくるまでな。クッククク。』


香織は男の力によって眠らされていた。

しかし、香織は自分が拐われた瞬間に、自分自身に強力な結界を無意識に張っていた。その為わざと眠らされているフリをしていた。

男の一人言もすべて聞いていた。


『しかし、あのじじぃはどうするか。今、私の持っている戦力では勝てぬか。あのじじぃと太郎とか言うヤツのせいで、だいぶやられたからな。また、どこからか召喚するしかないか。』


どうやら、今まで戦ってきた相手はこの男によって召喚したらしい。


『しかし、普通に軍隊やら兵器では勝てない。となると、………………やはり勇者を召喚するしかないか。上手くいい人物を召喚できればいいが。』


香織の中で、この召喚を止めないと。と思っていた瞬間。


『香織、私の勇者召喚をする事止めるのは不可能だからな。』


男はまるで香織が起きて話を聞いていたかのように話す。


(まずい、どうしよう。)


『とりあえず、生け贄が必要だ。さすがに私一人の力では強力な勇者召喚は無理だからな。』


男は香織に話すように喋る。なぜそこまで簡単に手の内を見せるのか。香織は変に思った。


『さて、時間がかかるが、準備をするか。』


香織は黙って聞いていた。


(どうする?生け贄ってなんだろう?生き物………人?)


『さぁ、召喚儀式の準備の時間だ!』


男は大きな魔方陣を細かく書き出した。


(これが終わったら、次は生け贄?なんとかしないと。)


男は丁寧に魔方陣を書いている。これにはかなりの時間がかかりそうだ。


(なんとかしなくちゃ!)


香織は頭の中でぐるぐると回答を見つけ出していた。

男は気がつかなかったようだ。香織の力がまた一つ解放されていた。


(頭の中で凄い速度で計算していく。)


香織は自分が新たな力を得た事をまだ分かっていなかった。


(なにこれ?頭の中はスッキリとしているのに、考えている事が、物凄いスピードで考えている。)


今の香織は、地球にある総てのスーパーコンピューターを足しても叶わない。


(これって……………)


香織は何か思いついたようだ。


いつも最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。


誤字脱字などありましたらスルーしてお読み下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
https://yomou.syosetu.com/
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ