表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第5章 これからが本番?
273/538

第274話 やっと、これから……



転移門から出てきた香織達は驚愕する。


勇者「お、お前………」


香織は目に涙が、胸が一杯になり、突然走り出した。


太郎…………


転移門から少し離れた場所で、太郎様は仲間と呑気に夜営をして、みんなで食事をしていた。


太郎様はまだ、香織達が今すぐ側にいることに気がついていなかった。


夜営をするときはユーナが結界を張り、魔物や盗賊、害虫などが入れないようになっている。しかも、調理中の臭いや、話し声などが外にも漏れないようにもなっていた。


当然、話し声や料理の臭いなどで、余計な厄介事に巻き込まれないようにするためなのだが、香織はその事を知らない。


香織「………太郎、太郎!」


香織は全速で太郎の所に走っていく。


神様「香織、まつのじゃ!これ、落ち着け!」


神様はおそらく知っている。


勇者「おじいちゃん、ありゃ、ダメだよ。」


神様「まぁ、しょうがないかの。」



香織「太郎!太郎!太郎!」


太郎様もさすがに誰かが勢い良く近づいてくるものがいれば、気がつき戦闘態勢になる。


香織「たろーーーーう!…………ぶぎゃ!」


香織はユーナの張った決壊に思いっきりぶつかったのだ。


香織はそのまま、倒れる。


太郎「か、香織か?」


返事がない。当然である。全速で走ってぶつかったのだ。HPも半分くらいは減ったか?


太郎「ユーナ、一度結界を解いてくれ!」


拗ねたような顔で、結界を解いた。


太郎が走り出す。倒れている香織に向かって。



神様「まったく。本当にせっかちなんじゃから。」


勇者とアンは呆れた顔で見ている。


太郎「香織、香織、香織」


あ~、なんて感動的な再会なのでしょう。香織が結界にぶつかって倒れていなければ。


太郎(やっと、やっと。香織に。)


太郎様とか香織が離ればなれになってから、一体何日、何ヵ月、いや何年たったか。



香織「あーーー、いたたたたた。な、何これ?バリアー?結界?」


太郎「かおりーーーーーっ!」


香織「た、太郎!」



ふっふふふふふ。そんなに簡単に二人を一緒にすることはできないな。


どこからともなく、不気味な声が聞こえる。


太郎は一瞬で状況を理解し、香織に瞬間移動で近づく。


太郎「香織、大丈夫か?」


香織「た、たろう。うっわーーーーーん。」


香織は太郎の腕の中でも泣き出した。しかし、


香織の周りに黒い靄みたいな物が纏いだした。



神様「しまった。」


神様は太郎と香織の側までワープをして、香織にまとわりつく黒い靄を払おうとしていた。

しかし、黒い靄は香織を段々包みだし、地面の中に徐々に沈んでいく。


神様「おのれ!逃しはせん!」


神様が太陽より眩しい光を香織の頭の辺りに取り付ける。


黙って見ていた太郎突然怒りだした。周りに普通の人間がいたら大変な事になるくらいのオーラを放ち怒りに震え、空気が振動する。

香織が沈んでいく。それを見て太郎様は、地面にに渾身のパンチを何度も打ち付ける。


太郎「ウォーーーーーーーーーーーッ!」

ドッゴーーーーーン!

ドッゴーーーーーン!

ドッゴーーーーーン!

ドッゴーーーーーン!


地面は割れ、香織が沈んでいく場所は地面の中では無い事に気がつく。


神様「太郎!香織は空間転移をさせられている。今儂が香織にマーカーをつけたから、少しは落ち着け。」


太郎「し、しかし!」


香織は完全に消えてしまった。


神様「香織は大丈夫じゃて。すぐどうこうする奴らじゃない。いや、もし何かあれば儂の命に変えても助けるつもりじゃ。」



…………………。


太郎「あのぅ、ところであなたは一体。」


神様「お、忘れておった。儂はな…………」


ユーナ「ただ孫が可愛くて大好きなじじぃだよ。」


「「「「「「えっ?」」」」」

いつも最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。


すみません。誤字脱字が多くて。もし見つけた時はスルーしてお読み下さい。


あと、皆様からの感想やご意見などもお待ちしています。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
https://yomou.syosetu.com/
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ