第273話 やっと地上へ
凄いスピードで転移門に向かう。
香織「あ、見えてきたよ!」
勇者「よし、あと少しだ!」
アン「香織っ!他に敵はいないかい?」
香織「ちょっと待って。……………うーん、大丈夫そう。あとはおじいちゃん次第かな。」
勇者「取り敢えず転移門に!」
アン「あ~ぁ、そうだね!」
そして、香織達は転移門の近くに古代竜達が次々と着地する。
香織「着いた~!」
勇者「あとは、おじいちゃんだな?香織、おじいちゃんの状況は分かるか?」
香織「ちょっと待って…………え?」
勇者「どうした?」
神様「これですべてが消えるだろう。この世界では存在してはいけない兵器達じゃからな。」
神様は上空に大きなブラックホールのようなものを形成し、次々と敵の飛行機やらジェット機などが吸い込まれていく。
神様「ほっほほほ。神様に不可能はないのじゃ。ようは何でもありじゃ。」
神様卑怯です。いや、何でもありません。その神様は余裕で大量の敵を次々に飲み込ませる。
敵の飛行機はなす術がまったくなかった。あまりにも強烈なブラックホールもどきの吸引力はとても強く、ジェット機ごときのエンジンではまったく意味がなかった。
プロペラ機に至っては、まるで木葉のように吸い込まれていく。
某宇宙戦艦の波同胞とかでもムリかもしれない。
ほぼすべての敵機はブラックホールもどきに吸い込まれてしまった。
神様「ふぅ、少し疲れたわ。」
香織「おじいちゃん、あの数の敵を一人で倒したみたい。」
勇者「マジかよ。人間じゃねぇな。あ、今は神様か!」
香織「もう、お兄ちゃんは………あっ、今おじいちゃんがこっちに来るからこなくていいって。」
勇者「どうやって……空でも飛んでるのか?」
神様「はっ、待たせたな!」
「「「ビックリしたーー!!」」」
香織「もう、おじいちゃんビックリさせないでよ。」
神様「ほっほほほ。なあに、ちょっと長距離瞬間移動を使ってな。」
勇者「神様って、何でもありなんだな。」
神様「それより早く転移門をくぐるのじゃ。また敵の攻撃があるかもしれんからの。」
香織「そうだね。」
勇者「転移門を破壊されたららたまったもんじゃないからな。」
香織「一応、転移門の周りにはバリアーを張ってあるから何かあっても、少しぐらいは大丈夫なはず。」
神様「よし、それでは魔力を流すから、すぐにくぐるのじゃ。」
ブゥーーーーーン!
転移門が青い光に包まれる。
神様「よし、いいぞ。」
勇者、アン、古代竜、香織、そして最後は神様の順で転移門をくぐる。
勇者「何度経験しても、この感覚は慣れないな。」
勇者とアンが先に外に出た。すると驚きの事態に。
あとから古代竜達が、ドスッ、ドスッ、ドスッ、ドスッ歩いてくるが、やはり古代竜達もあまりもの驚きに声が出ない。
最後に香織と神様が姿をあらわした。
香織「えっ?」
みんなは一体何に驚いたのだろうか?
いつも最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
話が毎回短くてすみません。
それから、誤字脱字などありましたらスルーしてお読み下さい。
なるべく注意はしてますが、どうしても有るので。
それから皆様からの感想やご意見などありましたら是非お待ちしています。




