第268話 何でも?できる。
香織「私、凄くない?」
(((何が?)))
一斉に突っ込みをいれたが、
神様「お~、香織は確かに凄い美人さんじゃからな。」
((え?そこ?))
香織「違うよ。私、空飛べるんでしょう?」
勇者「あ、あ~確かに。」
香織「もう、何でもできる気がするの。」
神様「ほ~、例えば?」
香織「いい?私の事をよく見ててね。」
シュン
シュン
勇者「あ、あれ?香織は?」
神様「ほっほほほ。本当に凄いの。」
アン「勇者、うしろ。」
勇者「ん?はっ?いつの間に?それっておじいちゃんが使えるテレポートか?」
香織「えへへっ。どう?凄いでしょう?あと、こんなことも………」
………………………
神様「ほぅ、これは驚いた。」
「「え?何が。香織は?」」
香織「ここだよ、お兄ちゃん。」
勇者「うわっ!」
勇者の横に立つ香織の姿がゆっくりと現れた。
アン「い、今のは?」
勇者「まさか、透明になったのか?」
香織「うーん、ちょっと違うかな。」
勇者「どう言う事だ?」
香織「詳しくは分からないけど、光を屈折して見えにくくした?感じかな。」
アン「凄い。」
香織「あとはね。」
神様「香織、ちょっと待ちなさい。」
香織「え?何おじいちゃん。」
神様「今この場で他の力は使ってはならぬ。」
「「「…………………?」」」
神様「とりあえず、まずはこの階層を抜けてからじゃ。話はそのあとにな。」
香織「分かったよ、おじいちゃん。」
神様「さて、だいぶ遅くなってしまったから、そろそろ出発しようかの。」
勇者「そうだな。」
香織「白、お待たせ。」
そう言うと、軽くジャンプをするように空を舞い、白の首に乗った。
『香織、いくら神様がいても、心配をかけさせるな。』
香織「ごめん、ごめん。白、本当にごめんね。」
香織は白の頭を撫でた。
神様「さぁ、次の転移門に向かって出発じゃ。」
5頭の古代竜は一斉に空に飛び立った。
香織「ねぇ、白。今度一緒に空のお散歩しようね。」
『それは楽しみだ。』
いつも最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
すいません、頑張ってみましたが、今月中は毎回話が短くなってしまいそうです。
文才が無くて上手く纏まりそうになくて…………




