表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第5章 これからが本番?
266/538

第267話 身内に酷い?香織



「はぁーーーーーーっ?」


香織が大きな声で叫ぶ。


勇者「いや、だから香織の力でで空とか飛べたりするか聞いてるんだよ。そ、そりゃあ、俺やアンは似たような事ができるが、香織のは俺達と違って完全に空に浮かぶんだ。」


香織「お兄ちゃんやアンさんって、空を飛べるの?」


勇者「違う、違う。俺達は身体能力と力を利用した、空中に見えない階段や足場を小さく作ってその上に乗り移動するものなんだ。」


香織「ふむ、ふむ。」


勇者「ところが、香織の場合は完全に空を飛ぶ…………うーん、重力が無くなった感じで空に浮く感じなんだ」


香織「お、お兄ちゃん。頭大丈夫?」


香織が実の兄を物凄く残念そうな人を眼でみる。


アン「香織、勇者は本当の事を言ってるから。実際私も見たから。こーう。ふわ~って感じで。」


香織「……………ふーん。で?」


「「あっ!それ、その顔は信じてないな!」」


勇者「おじいちゃんからも何か言ってくれよ。」


神様「ほっほほほ。二人共何を言ってるかの?人間が空なんぞ飛べる訳ないじゃろ。」

と、からかう神様。


香織が思いっきり冷たい眼で勇者とアンを見る。


勇者「だぁーーーーっ!おじいちゃん何言ってんだよ?一緒に見たじゃん!」


神様「ほっほほほ。まぁ、まぁ。香織、本当に何も覚えてはおらぬのか?」


香織「うーん、そうね。空を飛んでいない事だけは覚えているかな?」


「「おじいちゃん(神様)!何か言って!」」


神様「そうか。あとは何か覚えていたり、思い出したりした事はないか?」


香織「え~っ、あっ、思い出した!」


「「「「?」」」」


香織「空に浮いた記憶が無いって、今思った。」


勇者、アン唖然、呆然。


香織「お兄ちゃん、それで?何で私は10日間も寝てたの?」


勇者「いや、だからまず確認の為に空に飛べるか聞いていたんだよ。」


香織「空なんか飛べる訳ないじゃない。何を言ってるのかな?かな?この少し脳筋のお兄ちゃん。」


あっ、勇者がガックリ地面に両手をついた。

神様は相変わらず「ほっほほほ。」笑っているだけ。

アンは今一生懸命勇者を慰めている。


香織「それで?脳筋なお兄ちゃん。私が空に浮く事と10日間寝ていた事に何の関係があるの?………あれ?」


アン「香織、少し勇者をそっとしておいてあげない?今とても話ができる感じじゃないから。」


大好きな妹から、会いたくて会いたくてしかたがなかった妹から、「脳筋お兄ちゃん、頭やっぱり大丈夫?」的な事を言われ、かなりのダメージを追っていた。

そう、かのドリーン王国との一戦いらい。


香織「もう、なんなの?お兄ちゃんは。おじいちゃん?」


神様「まぁ、そういさむを責めるな。それにな、いさむやアンが言っている事はすべて本当じゃぞ。」


香織「へぇ~。そうなんだ。私って空を飛べるんだ?今度、白と空中散歩ができるかな?」


神様「香織、本当じゃから。」


香織「え?脳筋お兄ちゃんの妄想じゃなく?」


神様は黙って頷いた。


香織「またまた、おじいちゃんボケたの?」


あーーーっ、これは神様に向かってあまりにも酷い言い方。


香織「うそ?……………えーーーーー!」


香織は叫び、神様と勇者は身内からのキツイ一言で項垂れていた。


香織「え?私って凄くない?」



いつも最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。


すみません、まだ少し短文で続きます。


誤字脱字がありましたら、スルーしてお読み下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
https://yomou.syosetu.com/
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ