第266話 夢?
香織(う、うん。こ、ここは?)
「……………ま。………………です。」
香織(え?だ、誰?)
「………………くん。……………が、」
香織(なに?誰いるの?)
「……………しろ。……………か?」
香織(なんか、懐かしい匂い………)
「……………ナ!…………そうか?」
香織(おと…この人?)
「早く…………む。」
香織(あ、お兄ちゃん?)
「どう……………ユーナ………」
香織(ゆ、ゆーな?)
「…………………じゃろう。」
香織(お、おじいちゃん?)
「…………………行った方が?」
香織(あ、段々声が…………)
「た………さま。…………れを。」
「マリー、………………とう。」
「先生……」
香織「たまりー先生?」
「しっかり…………もう大丈夫だ!」
香織(この声は………)
「ユーナ!…………が、香織の体が…………」
香織(だ、ダメ。眠たい。少し寝かせて。)
「香織!香織!」
香織(太郎、ごめんなさい。)
☆☆☆☆☆
香織「はっ!」
神様「起きたようじゃな。」
勇者「香織、心配したぞ!」
香織「え?な、なに?」
神様「うむ、香織は何も覚えていないのかのぅ。」
香織「な、なんなの?え?え?」
勇者「香織、お前もう10日間も眠りっぱなしだったんだぞ!」
香織「そうなんだ。10間も………って、えーーーーーーっ?」
神様「やはり覚えとらんようじゃな。」
勇者「おじいちゃん、それって記憶喪失?かなにか。」
香織「えーーーーーーっ?記憶喪失?な、な、な、なんでぇーーーーー!」
アン「勇者、香織がかわいそうだから教えてあげなよ。」
勇者「そ、そうだけど。おじいちゃん、いいかな?」
神様「あ~、構わんじゃろ。香織が恥ずかしいだけだからな。」
「「あはははは。」」
香織「え?え?ななに?意味不明です。お兄ちゃん、早く説明を。」
勇者「うーん、その前に一つ聞きたい事があるんだけど、答えてくれよ。」
香織「……………分かった。ちゃんと答えるから、早く何があったか、わ・た・し・に・ち・ゃ・ん・と、懇切丁寧に説明してね。」
勇者「わ、分かった。香織ってさ、そのう、空を飛ぶこととか出来る?」
香織「はぁーーーーー?」
また、時間が飛び、話もぶっ飛んできました。
いつも最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。




