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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第5章 これからが本番?
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第263話 予想外の敵



船らしき物が、段々と近付いてくる。


香織「思っていたよりは早く近付いてくるね。……………でも、これ大きいなんてものじゃないわ。」


神様「いや、これは大きく見えす過ぎて、まだまだ距離があるようじゃ。」


勇者「え、じゃあ実際は思っているよりデカいのか。」


香織「なんか、2列になってこっちにくるみたい。」


それから一時間近くたっていた。


ズズズズズッ


香織「なにあれ。」


勇者「うそだろう?」


アン「こんなのが存在するの?」


神様「みんな静かに。どうやらまだハッキリと見つかっていないみたいじゃ。」


ズズズズズッ

ズズズズズッ

ズズズズズッ


運良く、香織達の横を通りすぎて行く。

香織達は息を潜めて通りすぎて行く超大型船を見ていた。


ズズズズズッ

ズズズズズッ


右側と左側を通り抜けていく大型船。すでに50隻近い大型船が去って行く。


香織(まずい、まずい、まずいよーーーー!)


神様(しかし、これは一体なんなのじゃ。)


勇者(まずいな。このままだと見つかってしまう。)


アン(うぅぅぅぅ。)


もう3時間近く経っている。

それぞれ緊張したまま静かに隠れているのに限界がきていた。


特に香織と勇者とアンは……………。


香織(まずい、まずい、早くいなくなって。もう…………だめ。)


勇者(男は我慢だ。我慢だ。我慢だ。)


アン(なんなの。もう耐えられない。)


神様(お、やっと船がいなくなるか。)


香織(あーーーーーッ!早く早く早く早く早くはやーーーーく!)


勇者(もう少し……だ。あと少……し。)


アン(もうダメもうダメもーーダメ~!)


ようやく大型船が去って行くが、もう少し隠れている必要があった。あったのだ。



香織(ぎゃーーーー!もう乙女の尊厳が限界!)

一応、大企業の1人娘です。


勇者(ま、まずい。このままじゃ妹とアンの前で、死ぬほど恥ずかしい目に会う。)

こちらも同じ大企業の1人息子です。


アン(やだやだやだやだ。勇者の前でそんな……ムリムリムリだから!)

ある国の王女様です。


神様(うーむ、あの船からは生命力が感じられんかったが、さて。)


香織(うぎーーーーゃ!もうダメもうダメもうダメーーーーッ!)

しつこいようですが、お嬢様です。


勇者(も、もうむ、無理……だ。)

御坊っちゃまです。


アン(やだやだやだやだ。早く早く早くっ!勇者の前でだけは、絶対に無理!)


神様(さて、どうするかなん?)


ここにきて、神様は他の3人の様子がおかしい事に気がつく。


神様(あやつらは一体何をしておるのじゃ?)


それぞれ顔を真っ青にし、凄く変な体勢をして何かを我慢しているように見えた。


香織(お、おじいちゃん。た、助けて。)

もう必死な香織。


神様に向かって手を伸ばす香織。

そして、神様は何を勘違いしたのかその手を握り握手していた。


香織(ギャーーーーァ!ち、ちっがーーーーう!お、お願い。気がついて…………)


香織は握手をして腕を振られた為、余計に限界に近付いた。


勇者(も、もうダメだ。)


勇者はもうどうなっても構わないとズボンに手をかけた。


アン(あ、あ、あ、あ。)


アンはもう限界だった。


神様(みんな何を…………しまった!今それはまずい!)


神様はやっとみんなの状態に気がつき、咄嗟に魔法でそれぞれに不可視の力を使った。


力の波動で見つかる可能性があるが、背に腹は代えられない。


3人は周りがまったく見えない事に気がつき急いで事を済ませる。


香織(あーーーーーッ、生き返った。)


勇者(た、助かったー!)


アン(はぁーーーー。)

3人は良いとこの子なんですが、人間は平等なのだと思いました。


神様(ちと、予想外の敵に襲われたな。)


ズズズズズッ


大型船の一団が去っていく。


神様(なんとか今回は助かったか。)


香織(今回は本当にダメだと思った。お兄ちゃんの前でなんて死んでもヤダから。…………でも、太郎の前なら………。)

危ない事を考える香織だった。


勇者(マジ助かったー!妹とアンの前でとか絶対に無理。後でずーっとからかわれるのがオチだ。)

危機一髪だった勇者。


アン(もう、こんな恥ずかしくて辛い思いはしたくない。特に勇者の前では絶対にイヤ。)

恥をかかなくてすんだ王女様。


神様(みんな大丈夫だったかのぅ。)

呑気な神様。


ふーん。不可視で見えない為、どうなったかは、神様は知ることが出来なかった。

いや、見えない方が良かったと思いますが……………


神様(しかし、あの大型船の一団より手強い敵が現れるとは。)


いや、神様。あの大型船は実際には何もしてきませんでしたよね?そもそもあれ敵なんでしょうか?


『しかし、人間は大変じゃな。』


古代竜達は、すっかり空気になっていた。


(((はーーーーーーっぁ。)))


神様(もう、いいのかのぅ?)




いつも最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。


誤字脱字がありましたら、スルーしてお読み下さい。


暑い日がまだまだ続くようです。でも、季節は夏が1番好きです。でも、周りには夏より冬が好きな人が多いです。



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