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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第5章 これからが本番?
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第250話 香織の力が顕現?


さて、古代竜達は本当に游いだり、潜ったり出来るのでしょうか?


今まで色々な本や資料、マンガ、小説、ラノベなどを読みましたが、水竜はともかく、普通の古代竜…………ドラゴンがそんな事ができる話を聞いた事がありません。


神様「何を言っておるのじゃ?フィクションだし、ファンタジーなのだから何でもアリなんじゃ。」


香織「信じられない。いくら湖の底に転移門があるからって古代竜を使って10キロも潜るなんていい加減過ぎるよ!」


「ワシらは、強固な鱗と魔法により体中に強力なバリ…………結界を張る事で問題はないのだぞ、香織。」


香織「ちょ、ちょっと待って。今バリアーって言ったよね?言ったよね?」


「えっ?ばりあ?香織、ばりあってなんだ?」


香織「白古代竜、今からあんたの首撥ね飛ばしてもいい?」


「……………………!!ま、待つのだ。ちょっと。ちょっと。」


香織「バリアーって言ったよね?」


「……………………。はい。その通りです。」


香織「で、バリアーって何?」


「か、体全体にバリアーを張り、バリアーの中は地上と変わらないように空気と気圧が保たれます。」


香織「何それ?空気と気圧?そんな概念、この世界にあったの?それとその魔法は誰がかけるの?」


「……………………、神様です。」

香織「おじいちゃん!何勝手に地球の知識や概念を魔法に組み込んでるのよ!」


神様「いや、それは……………カッコいいから?」


香織「はぁ、ダメだこりゃ。」


でも、香織はおかしな事に気がつく。


香織「ねぇ、おじいちゃん。今ちょっと気がついたんだけど、バリアーを張ってどうやって10キロ先の底まで行くの?バリアーなんか張ったら中は軽い空気なんだから、浮き輪みたいに浮いて潜れないじゃない?」


もっともな意見です。


勇者「香織、おじいちゃんに何か策があるみたいだよ。さっきみんなと話をしたから。」


香織「私聞いてないよ!」


アン「だって、香織は1時間程別の世界に行ってたから。」


香織(あのときか。しかし、何で1時間も?私的にはほんの数分も感じなかったけど。これってもしかして、私の何かのサイノウってやつかな?)


神様「じゃあ、みんな準備はいいか?今から各自にバリアーをかけるぞ。」


香織(自分でバリアーとか言ってるし。でも、やっぱりおかしいなぁ。なんの力何だろう?)


神様「香織、大丈夫か?何か少しおかしいぞ?」


香織(私的に数十秒から数分。しかし、他のみんなが言うには1時間?あの時は確かムカつくナレーターをプチっとしただけなんだけど。……………もしかして、意識だけを何処かに飛ばす事ができるのかも。でも、どうすればできるかな?うーーーん。)


神様「香織、香織!」


香織(でも、意識を飛ばすって事は、体は放置?って事かな?)


勇者「香織、香織!どうした?」


アン「勇者、香織がまたさっきみたいな状態になりかけてない?」


勇者「まずい!香織!しっかりしろ!かおり!」


神様「うむ、少しまずいな。」


香織(でも、体が無防備な状態でいたら、何かあったら死ぬのかな?それとも、意識だけ残ってそのまま生き続けるのかな?それって、まさか。………………幽霊じゃん!アンデットじゃん!無理無理ムーーーーリ!)


神様「香織。ごめんね。」


神様が香織の頭を杖で殴った!


バキッ!


殴った?孫娘に対して殴る?

本当にあなたは神様なのですか?


神様「うるさい!こうでもしないと香織が戻ってこんのじゃ!」


香織「うっ、い、い、いたい。痛い。」


勇者「香織、大丈夫か?」


アン「神様、何もそこまでしなくても。」


古代竜立達はドン引き。


香織「あ、血が出てる。頭から血が出てる。」


神様「ほいっ!」


神様が治療魔法をすぐにかけた。


香織「あれ?痛くない。血も止まった。って、おじいちゃん!痛いから!本当に痛かったんだから!」


神様「すまぬな、香織。お主の意識がまた飛びそうだったから緊急の措置じゃ。本当にすまぬ。」


香織「おじいちゃん、何か知ってるのね?」


神様「あ~、でも今は転移門に行くのが先じゃ。あとで詳しく説明するから、今は転移門に行く事に集中してくれ。」


香織「う、わかった。あとで必ず教えてね。」


勇者「香織、大丈夫か?」


香織「うん、痛かったけどもう大丈夫だよ、お兄ちゃん。」


勇者はほっとした。


神様「じゃあ、まずそれぞれにバリアーをかけるからじっとしてておくれ。」


神様がかなりの早口で呪文を唱えた。


ブワン、ブワン、ブワン、ブワン、ブワン。


古代竜の回りに球体状の透明膜が張られた。


神様「ほいっ!」


湖にこの世界には絶対にない物が表れた。


それも、5隻?


「「「えぇぇぇぇぇ!」」」」


神様、これがあるのならバリアーは必要はないかと?


目の前に表れたのは地球に存在する?潜水艦のような物だった。

ただし、少し違うのは、一隻一隻が大型で、潜水艦の航行に必要なプロペラシャフトが無く、まるで飛行機のエンジンみたいなのがついていた。


香織「お、お兄ちゃんこれなにかな?何に見える?」


勇者「う、そ、そうだな。せ、潜水艦?」


アン「勇者、せんすいかんてなんだ?」


古代竜達はびっくり。自分達と同じぐらいの大きさの何かが目の前にあるのだ。


「お、俺達って最高の生物で最強の生き物で、魔力も魔法も知力も力も1番なはずだよな?」


「えっ?あ、あぁ、そうだよな。」


「でも、俺達は一回、子供の人間にボコボコにされたよな?」


「古代竜ってなんだっけ?」



なんか、古代竜達は自分の存在意義を疑い始めてた。


神様「さぁ、出発するぞ。」


香織「って、待って!どうやって行くの?」


神様「みんなそれぞれ、そこの潜水艦に捕まるだけでいい。あとは勝手にGPSと自動制御運転で進むから。」


「「「………………………えっ?」」」


無茶苦茶です。



いつも最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。


誤字脱字などありましたら、スルーしてお読み下さい。

みつけしだい、修正や訂正をします。


皆様からの感想やご意見などもお待ちしています。



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