第246話 神様も…………エッチ?
神様「さて、困ったの。」
勇者「おじいちゃん、何が困ったの?」
神様「う~む。」
香織「ごめん、お待たせ。」
アン「……………………………。」
英雄アンは顔が真っ赤だった。
香織「おじいちゃん、難しい顔をしてどうしたの?」
勇者「なんか、不味いことになってるみたいだ。……………多分。」
香織「多分って、おじいちゃん。何があったの?」
神様「今悩んでる所なんだが、どうすれば…………」
「「「…………?」」」
3人はなんの事か分からず、神様を見ていた。
香織「ちょっとおじいちゃん。ちゃんと話を……訳を……あれ?」
香織は神様の顔を見て、ピンッとくるものがあった。
そう、神様のなぜか、神様の鼻の下が伸びていたのだ。
香織「おじいちゃん、変な事考えていないよね?」
勇者「え?」
アン「えっ?」
神様「ハッ?」
香織「おじいちゃん、鼻の下が伸びてるよ。あと、少しよだれも。」
勇者「なっ、おじいちゃん!何を考えているんだよ!」
アン「えっ?何?なんなの?」
香織「おじいちゃん、私達にこの湖で泳いだりして遊ぶつもりかも。」
アン「?」
勇者「いや、おじいちゃんそれは無いだろう?そんな時間もないし。」
神様「よーーーし、今日はここで夜営をしよう!」
「「「はぁーーーーあ?」」」
神様、突然話をそらす。
香織「ちょっと待ってよ!何でこんな昼間から夜営とか。早すぎでしょう?」
勇者「おじいちゃん、ちゃんと理由があるんだよね?」
アン「…………………?」
神様「勿論だとも。この湖は今の時間からだと、渡りきるのに1日かかるのじゃ。だから今からだと、湖の反対側に着くのは夜中になってる可能性があるのじゃ。だから今日はここで体力を養って、明日の早朝に出発する事にしようと思うのじゃ。」
勇者「おじいちゃん、それって確実な話だよね?」
香織「あやしい~から!」
アン「でも、神様が言われるのなら間違いはないよね?勇者?」
あっ、神様扱いのアンさんがいたんだ。
勇者「ぐっ、確かにおじいちゃんは神様だと思うが……………」
神様「いさむ!己は本当にワシの孫なのか?まったく信用してないようじゃが?」
香織「おじいちゃん、それでこれからどうするの?」
神様「香織はいい子に育ったのぅ。」
神様、超ご機嫌な顔をしているが、どこかあやしい。
神様「古代竜達もここで水浴びができるし、ワシらも水浴びをしてゆっくりと休もうかと…………イダッ!」
香織が神様の後頭部をチョップした。
神様「いだだだ。香織、何をするのじゃ?」
香織「おじいちゃんのエッチ!」
神様「はぁーーーーあ?なぜワシがエッチとか言われなくてはいかんのじゃ!」
神様はあわてて言い訳をしようとしていた。
勇者「香織、なんの事なんだ?」
香織「私とアンさんに水着でも着させてみていだけでしょう?」
神様「な、なぜわかったのじゃ?」
勇者「おじいちゃん、…………………それ、ナイスアイディア!」
神様「おっーーーーー!さすがにワシの孫だ!」
香織「ちょっとお兄ちゃんまでなに?」
アン「あ、あのう、水着ってなんですか?」
「「「あっ!」」」
そう、この世界で水着と言う概念がなかったのだ。
静かに後ろで古代竜達が、神様にじと目を送っていた事には誰も気がつかなかった。
神様(ぐふふふ、香織とアンの水着姿………)
兄だけではなく、おじいちゃんもエッチだった。
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誤字脱字が多く、読みにくい所があると思いますが、なるべく修正や訂正などしてます。が、もしそれでもありましたら、スルーしてお読み下さい。
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