第237話 事実!?
太郎「ユーナ、何でそんなに、立花の遺体に自分から近づく事をしない?」
ユーナ「言わなくてはダメかの?」
太郎「当たり前のクラッカー」
太郎様、それは古すぎるギャグですよ。
先生「ユーナ様、なにか理由でもあるのですか?」
ヒトミ「ユーナ様、秘密はよくありませんよ?」
マリー「そう言えば、ニーナ様は?」
シーバ「確か太郎様に拉致されて…………」
太郎「みんな言いたい放題だな。ニーナはこんな醜い物を見せる訳にはいかないから馬車の中にいるよ。それより早く理由を話せ!」
ユーナ「うっうっ、しょうがない。実は……」
「「「「「実は?」」」」」
ユーナ「実は、その立花って人間に…………」
「「「「「人間に?」」」」」
ユーナ「魔導師が取り憑いていたのじゃが……………」
「「「「「が?」」」」」
ユーナ「その取り憑いていた奴が……………」
「「「「「奴が?」」」」」
ユーナ「うるさいのじゃ!みんなして大声でハモるのはやめるのじゃ!」
「「「「「のじゃ?」」」」」
ユーナ「うっうっ、もういいわ。その取り憑いていた男は、逃げ切れずに太郎に真っ二つにされたのじゃ。」
「「「「「…………ん?」」」」」
ユーナ「だから、その魔導師もその立花って奴の体に取り憑いたまま一緒に真っ二つになっておるのじゃ。」
太郎「ユーナ、ちょっと待て。それで、二人分の重さになってるから半分になっても重いと?」
ユーナ「それだけではないのじゃ。その魔導師はおそらく
体重が200キロくらいあるデブなのじゃ!」
「「「「「はい?」」」」」
ユーナ「だから、ブタみたいな醜い顔をしたデブなじゃ。しかも、私にしか分からぬ異臭も放っているから、近づきたくないのじゃ。」
はい。みなさん呆然としています。
ユーナ「その異臭がなぜか私だけに効果があり、しかも物凄く体力と魔力を奪われるのじゃ。本当は天界になど連れては行きたくないのじゃ。なぜならその立花って奴と魔導師は一体になっているからもし立花を生き返らせた場合、その魔導師も一緒に…………いや、そのブタも一緒に生き返らす事になるのじゃ。」
太郎「ユーナの力で二人を分ける事はできないのか?」
ユーナ「ムリじゃ。だって臭いし、体力と魔力をが急激に無くなるからそんな事はできない。それから、悪意ある強力な魔導師を天界に連れて行くのも危険過ぎるのじゃ。」
いや~意外な事実が発覚しました。
これ、どうするんでしょうか?
ユーナ「それでも、先生の泣く顔は見たくないから、とりあえず連れていき、生き返った瞬間に取り憑いていたブタを殺す!」
「「「「「過激な!」」」」」
ほら、魔力がある今のうちに行くのじゃ。
太郎「それじゃあ、俺も行った方がいいか?」
ユーナ「いや、先生とヒトミがいれば多分大丈夫じゃろう。二人ともビックリするほど強いからな。」
ユーナ様は先ほど先生に何回も蹴り飛ばされた記憶と痛みが甦った。
先生は左手でユーナ様の手を握り、右手で立花遼太郎の体にふれる。ヒトミは反対側。
ユーナ「じゃあ、ちょっと行ってくるのじゃ。太郎はみんなをちゃんと守って静かに留守番を頼むのじゃ。」
太郎「あぁ、わかった。」
マリー「みなさん、気を付けて。」
シーバ「留守は太郎様がいるから大丈夫です。」
ユーナ「それじゃ、いってくる。はぁ。」
そう言った瞬間に消えて行ってしまった。
太郎「ユーナの奴、本当に大丈夫なのかな?」
心配な太郎様。
いつも最後まで読んで頂き本当にありがとうございます。
えー、最近文章評価やストリー評価が全然無い事ををしって凹みました。
でも、ブクマが100を越えていたのには本当にビックリしました。皆様本当にありがとうございます。
やはり素人の作品に文章評価やストリー評価などつかないですよね。(笑)




