第236話 物凄い2人
ユーナ様が先生の蹴りによって飛ばされた。
と思ったら、物凄い勢いでユーナ様が先生の所に走って戻ってきた。すると
ユーナ「痛いわ!先生、何をするのじゃ!」
ユーナ様が飛ばされて、先生の元に戻ってくるまで、なんとわずかに3秒!
さすがにこれには、先生を始め他の3人もかなり驚いた。
先生「ユーナ様、おかえりなさい。」
ユーナ様が飛んでいって信じれないスピードで帰ってきて怒鳴られた先生は「おかえりなさい。」しか言葉がでなかった。
ユーナ「ただいま。」
「「「・・・・・え?」」」
うまく事情が飲み込めないみんんなは「?」だった。
はっ!
すぐに先生は事態を理解した。
先生「ユーナ様、さっきの質問に答えて下さい。」
ユーナ「…………………えっ?」
ユーナ様はやはり話を反らした。するとこの言葉にイラッとした先生は。
先生は間髪を入れずに、左足を軸に回し蹴りをユーナ様にめがけて放った。
しかし、さすが女神。これを紙一重で後ろに下がり避ける。
先生はその勢いのまま今度は一歩前に出て、今度は左足で回し蹴りを放つ!
ユーナ様が思っていた以上の先生の攻撃にさすがのユーナ様も少しだけ焦る。
しかし、ユーナ様はさらに一歩後ろに下がり先生の2回目の回し蹴りをかわす。
しかし、先生はさらに勢いをつけまた一歩前に出て右足で回し蹴りを放つ。
ユーナ「クッ!」
早い!ユーナ様はそう思った。
しかし、やはりくさっても女神様。この攻撃も一歩後ろにさがりギリギリ避ける。
先生「チッ!」
先生はまたさらに前に一歩進み今度は左足の回し蹴りを放つ。
ユーナ「い、異常な速さじゃ!グッ!」
ユーナ様はやはりこの蹴りもかわした。
先生「もっと、もっと速く!」
先生は繰り返し繰り返し、ユーナ様に回し蹴りを放っていた。
ユーナ様はこれを辛うじてかわしていた。
二人は段々遠くになっていく。
それを目が点になり口が開いたまま見ていた3人は・・・・
先生「チッーーーーーィ!」
ユーナ「まさかここまでとは!」
マリー「先生……………………」
そんな遠ざかる二人の前に突然ある人物が表れた。
「「「太郎様!」」」
同じ事を繰り返していた所に太郎様が表れ、太郎様は2人の頭にチョップをした!
あれ?これはかわすことができないのですか?
先生「痛いっ!」
ユーナ「痛ぁ!」
太郎「お前らいい加減にしなさい。仲間がケンカしてたら、ニーナの教育によくないでしょう?」
ユーナ様と先生は太郎様にチョップをされた所を押さえて座り込んでしまった。
ユーナ「だ、だろうっ!お主はいぎなり何をずるのじゃ!」
先生「たろうくん、凄く痛いです。」
太郎「ったく。ユーナ!早く立花を天界に連れていけ!」
先生「たろうくん、それが立花君があまりにも重くて・・・しかもユーナ様は手伝ってはくれないし。」
太郎「はぁー。ユーナ!お前なんで手伝わないんだ?ってか、あいつ今半分だろう?何で重いの?」
先生「私もさっきからその理由を聞いていたのですが、ユーナ様が全然答えてくれなくて。それでついイラッとして。」
ユーナ「ついイラッとして蹴り飛ばされたらビックリするわ!
」
太郎「あ~あ、もういいから!早く天界に行け!」
ユーナ「じゃ、じゃあ私は待っておるからここまで持ってくるのじゃ。」
先生から信じられない程の威圧が放たれた!
太郎様も少し冷や汗が。
ユーナ様、完全にびびってます。
太郎「ユーナ、いい加減しろ!さすがにここまで怒った先生は俺でも止めるのはイヤだ。」
太郎様。普通は「止める事ができない。」とか「止める権利はない!」とかですよね?なんですか、「止めるのはイヤだ!」って。初めて聞きました!
ユーナ「うぅぅ、わかったのじゃ。」
はじめからそうすれば話も進みますのに。
ユーナ「ナレーター、お前今日は色々と言ってくれたよな?後で覚悟しとくのじゃ!」
…………………………えっ?
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