第228話 立花遼太郎と言う荷物
みんながまだ気絶をしている立花遼太郎をみている。
太郎「立花は当然そっち側だよな?」
マミ、マナ「………………………それが。」
太郎「ちょっと待てよ?まさか俺達と一緒って事はないよな?あんな事までされたんだ。無理に決まっているだろう?それより立花が俺と一緒に行動をしたがらないはずだ。」
マミ「太郎の言いたい事はわかるけど、こんな状態の立花君とは一緒に行動をしたくないって。」
太郎「俺だってそうだ!だから断る!」
マナ「でもね、太郎なら今のこの状態の立花君を元に戻す事ができるんじゃないか?って言うのがみんなの意見なんだよ。」
太郎「ふざけるな!何が悲しくてそんな事をしてやらなくちゃいけないんだよ?ちょっと油断した時に、後ろからグサッ!てやられるかもしれない相手と一緒になんか行動できるか!あとは、こいつは男だから、なんかイヤだ。」
太郎様、とうとう本音がでましたね。
だいたい、今の太郎様なら例え寝ている時に襲われても、痛くも痒くもないはずです。
聖剣以上の剣や太郎様より力が上じゃないと、太郎様の体にはキズ一つ負わすことはできません。・・・・・多分。
太郎「はい、そこのおしゃべり君、後で4階の一番奥のトイレに絶対に来いよ?靴と鞄とこの財布は人質だからな。」
…………………た、太郎様。せ、せめてその財布だけは返してもらえませんか?
太郎「あ、忘れてた。携帯もな。」
そ、そんなぁ~。
先生「たろうくん。なんで独り言を喋っているのですか?」
太郎「あ、先生。なんでもないです。ただの独り言です。」
先生「やっぱり独り言じゃないみたいですね。そう言えばいつも誰かと喋っているように感じます。後で詳しく聞かせてもらいますからね。」
太郎「あ、はい。わかりました。」
太郎様よわっ!先生とニーナには本当によわっ!ぐ、グフフフ。
太郎「お前、後で立花と一緒に絶対泣かす!」
あっ、ごめんなさい。太郎様、本当にごめんなさい。
マミ「たろうっ!聞いている?」
太郎「ごめん、まったく聞いていなかった。だからもつ一度頼む。」
マミ「まったく!これだよ。だから…………立花君はどうする?って話だよ!」
太郎「うーーーん、じゃあ殺すか?」
先生「たろうくん、なんて事を言ってるのですか!」
マミ「そうだね。邪魔だし。」
マナ「それはいくらなんでもかわいそうだよ。せめて、砂漠地帯に放置とか?」
クラスメイト「椿より、容赦ねぇ~」
太郎「マナ、お前の方が恐いわっ!」
先生「それでは、ユーナ様が目覚めたら、この状態の立花君を見てもらってから決めましょう!」
太郎「まぁ、先生がそう言うのなら。その後に殺してもいいし。」
マナ「太郎、そんなにアッサリと殺しても詰まらないよ。せめて両足を切って放置は?」
マミ「キャーーーーァ!マナ、あんたいくらグロ系が好きでも、知り合いにそれはないよ。」
ヒトミ「マナさん、恐いわ!太郎様、あの人は大丈夫なんですか?」
太郎「まぁ、そうだな。あれがマナの通常運転だ。」
マミ「そ、そうだね。」
先生「じゃあ、とりあえずユーナ様が目を覚ましてからって事にしましょう。クラスのみんな全員この場で待機です。わかりましたか?」
クラスメイト「はい。」
マミ、マナ「「はい、わかりました。」」
太郎「シーバ、リーン。ちょっと手伝ってくれるか?」
シーバ、リーン「はい、太郎様。」
マミ「何するの?」
太郎「立花を動けないように縛っておくのさ!」
太郎「ノア、悪いけど、ノアの力で木の枝やつたからロープみたいの作れるか?」
ノア「は、はい。じゃあちょっと待ってて下さい。ヒトミさん、ちょっと手伝ってもらえますか?」
ヒトミ「はーーい!」
さて、このあとの立花遼太郎と私はどうなるのでしょうか?
いつも最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
前回も誤字ありました。訂正しました。
ガックリです。
あと、セリフの言う回しがおかしな所があったので、かなり修正しました。




