第226話 委員長立花の反乱?
立花「なぁ、椿。お前はなんで三ヵ日さんの婚約者なんだ?」
太郎「おい!委員長。今そんな話は必要ないだろう!」
立花「いや、おかしいから聞いているんだよ。椿はさぁ、なんで三ヵ日さんと婚約者できたんだ?」
立花「おかしい?なぁ、委員長!お前大丈夫か?」
立花「だって椿はさぁ、成績もそんなに良くなくて、スポーツや運動神経だって普通じゃないか。しかも、あんまりモテる顔でもないし。確かにお前の家は凄いけど、それは親達が凄くて、お前は関係ないよな?ただ、偶然その家に生まれただけだよな?違うか?」
太郎「立花、結局何が言いたいんだ?」
立花「だから、三ヵ日さんやそこにいる女の子達は、本来なら俺が守るべき存在で、三ヵ日さんは、俺が最も相応しい人物だから、いちいちお前が仕切ってるんじゃねぇよ!」
完全に言ってる事が支離滅裂な委員長。
太郎「お前、大丈夫か?言ってる事がメチャクチャだぞ。アホらしい。みんな、早く話し合って結論を出してくれ。マミ、こいつを、頼んでいいか?」
マミ「わかった。」
立花「おいっ!つばきっ!すかしてんじゃねぇぞーっ!」
委員長はいきなり走りだし、自分の力の一つ、粉砕を使い太郎様に殴りかかった。しかし、いくらパンチや蹴りに力があっても、スピードが全然足りない。太郎様には止まって見えてしまう。
太郎様はその攻撃を受け止めず、簡単にかわす。すると、
立花「つばきっ!にげてんじゃねぇーっ!」
太郎「マミ、マナ悪いけどこいつを黙らすから、あとは頼んでいいか?先生、いいですね?」
マミ「太郎、わかったわ。」
マナ「太郎、なるべく死なないように。」
先生「しょうがないですね。その代わり殺してはダメですからね。」
太郎「ただ、黙らすのに、基準が殺しになってるなんて。」
太郎様はツボに入ったようで、笑いが止まらない。しかし、委員長はさらに激怒した。
立花「つばきっ~!」
太郎様は委員長が動く瞬間に、瞬動で委員長の後ろに回り、首の辺りに手套を軽く一発。
すると、委員長は白目を剥いてそのままその場にたおれこんだ。
太郎「マミ、マナ、おそらく夕方まで寝てるはずだから、その間に話し合いをして、どうしたいかを決めてくれ。」
マミ・マナ「うん。」
太郎「まったく、立花のやつなんか変だったな。」
先生「たろうくん。もしかして、彼だけ術が解けていない可能性がありますね。」
太郎「えっ?それってあいつだけ?」
先生「そのように見えましたね。あとは話し合いしだいで、また立花くんのような生徒が、でる可能性があります。」
太郎「う~ん、あれ?そう言えばユーナは?」
マリー「ユーナ様は、まだ馬車の中でお休みです。」
太郎「やけに静かだと思った。じゃあ、こっちは夕飯の支度をして、いつでもここから離れられるようにしようか。」
みんなは、は~い!と返事をして、確実支度をしていた。
太郎「なんだろう?この違和感?」
先生「たろうくん。どうしました?」
太郎「いや、なんでもない。」
さて、クラスメイトはどんな話をするのでしょうか?
いつも最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
前回の話も、かなり確認したのに誤字が結構ありました。
読みにくくて、申し訳ありませんでした。
修正しました。あと、少しだけセリフを追加しました。




