第225話 話し合い
先生「みんな、これからどうしたい?」
『えっ?』
クラスメイト達は、先生の言っている事が今一理解できていなかった。
それより、今目の前にいる、自分達と年齢がそう変わらない美少女が話している事に、かなりの違和感を覚えていた。
マナ「あの~、本当に杉本先生なんですか?」
そう、此処でみんなは初めて杉本先生があのアーゼスト国の王女、オリビア・アーゼストと言う事を知る。でも、それはイコール自分達を強制的にこの異世界に連れてきた張本人だと言う事もい・ま、今初めて知ることになる。
何故かと言うと、クラスメイト達は、ほぼ最初から精神魔法によって、意識や体を乗っ取られていて、杉本先生とオリビア・アーゼストと太郎様が行動していた美少女と認識が一致しなかった為だ。
しかし、クラスメイト達は、この事実を知ると、やはり複雑だった。
自分達を助けてくれた人は自分達を危険な場所に強制的に連れてきた人になってしまうからだ。
しかも、それが自分達の担任の先生で、実はあれは魔道具による変身で、凄く美少女で、最後は椿太郎の恋人ポジションだからだ。
先生「みなんは、ちゃんと説明する前に、椿君と二人で国を追い出されたので。そのあとはみんなもあまり記憶にはないと思うけど、私達を殺しに何度も襲われたから、なかなか説明する間もなく、今に至ります。みんなさん、本当にごめんなさい。」
先生は、深々と頭をクラスメイト達に下げる。
太郎「あのさ~、別に先生を庇うつもりはないんだけど、今回の事は、アーゼストの国王がやった事だからな。裏もとれている。ヤツは、俺達を勇者とし魔王討伐をさせるためじゃなく、他国と戦争する為の戦力としてしか考えていなかったからな。」
立花「先生、椿、それは間違いないのか?」
太郎「あぁ、100パーセント間違いないよ。」
マナ「そんな。」
太郎「で、だ。話はここからなんだか、おまえらはアーゼストにまだ肩入れしたり、勇者としての義務とかかんがえている?」
みんな、黙り混んだまま太郎様の話を聞いていた。
太郎「先生や俺を殺してこい!と命じたアーゼストの事はどう思う?」
マミ「太郎、ちょっと待ってくれる?みんな突然の事で、考えている事が整理できないんだよ。少しだけ時間くれないかな?」
太郎様はふぅーと溜め息をついて、
太郎「わかった。じゃあ、半日・・・・そうだな、夕方まで待つ。それ以上は待たない。俺達は香織を探しだして、日本に帰るのが目的だから、あんまりらチンタラしていると、ドラゴンみたいにまた襲われると厄介だからな。」
マミ「わかった。」
立花「椿、そこの女性は本当に先生なのか?」
太郎「しつこい奴だな。先生が自分は先生だって言ってるだろう。今はそんな事は重要じゃないだよ。立花、お前みたいなヤツは、先日のようにドラゴンみたいな奴等に襲われたらすぐに死ぬな。正確な判断もできないヤツは、この世界ではやっていけない。俺達は何度も何度も危険で大変な思いをしているから、こんな世界にいたくはないんだよ。とっと日本に帰りたいけど、それにはまず香織も一緒じゃなきゃダメなんだ。だから危険な旅をしながら香織を探しているんだ。わかったか!」
立花「なぁ、椿?三ヵ日さんはなんでお前なんだ?」
みんながざわついた。
太郎「はい?」
突然意図していない質問に太郎様も腑抜けた返事をしてしまった。
立花「なぁ、椿、なんでお前はこんなに美少女に囲まれているんだ?」
立花遼太郎が変になりました。委員長なのに変になりました。
いつも最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
今回は短文ですみません。




