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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第4章 戦いと出会い
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第224話 ジーーーーッ!

さて、ドラゴン大戦から2日たった朝、太郎様がようやく目を覚ましました。


太郎「あ、知らない天井だ。」


先生「たろうくん。今はそんなギャグはいりません。」


太郎様は先生の声に驚き、すぐに飛び起きた。

太郎様の横には、いつもの先生が正座していた。

太郎様は感極まって、思わず先生を抱き締めた。


太郎「先生、先生。うっ。」


先生「はいはい、先生はちゃんとここに今すよ。」


太郎「先生…俺、俺、先生を助けられなくて・・・ごめんなさい。先生。」


太郎様には珍しく、泣いていた。


先生「たろうくん。そんな事はないです。だって先生は今こうして生きていますから。」


太郎「先生~。」


ジーーーーーーーーーーッ!


この光景を、最初から見ていたマリーとリーンは静かに見ているつもりだったが、太郎様がそんな気配を逃す訳無く、すぐに涙を拭いて今度はマリーとリーンの所に向かい、覗いていた二人は慌て逃げようとした所で太郎様に捕まり、太郎様は二人を同時に抱きしめた。


太郎「マリー、リーン。心配かけてごめんな。」


マリーとリーンは予想外の事が突然起きた為、二人共顔を真っ赤にして、あたふたしていた。


マリー「太郎様、あ。あのお体の具合は。」


太郎「マリー、もう大丈夫。マリー、本当にごめんな。それからありがとう。」


マリーは、太郎様からの信じられない事を言われて、気を失いそうになる。


太郎「リーン、本当にごめんな。そしてありがとう。」


リーン「うん。」


リーンがいつもの調子の返事をしたあと、太郎様がそう言うと二人をさらに強く抱きしめた。

しかし、太郎様が早く離れないと、二人は気を失いそうです。



ジーーーーーーーーーーッ!


今度は、シーバとヒトミが最初の時から覗いていた。


やはり、太郎様がこの気配を見逃すことはなく、瞬間移動で二人の後ろに立っていた。


シーバとヒトミはあれ?と思い、マリーとリーンは崩れるように倒れていった。それを見ていた先生が慌てて二人の様子を見ている。


シーバとヒトミを後ろから同時に抱き締めて、先ほどのやり取りをしていた。



ジーーーーーーーーーーッ!


今度はユーナ様とニーナが覗きの覗きをしていた。

太郎様はこの気配を・・・・以下同文。


ユーナ「なんで以下同文なのじゃ!」


太郎様はこうして、先生以外の6人を抱きしめて言葉だけで病院送りにしてしまったのだった。

太郎様、健在!


太郎様は、クラスメイト達の所まできていた。


マミ「太郎、大丈夫なの?」


太郎「あぁ、もう大丈夫だ。」


マナが走り出して、太郎様に抱きついた。


マナ「太郎~、無茶ばっかりして、太郎が死んじゃうのかと心配で、心配で。」


マミ「あっーーーーーっ!マナ、あなた何どさくさに紛れて。それなら、私も。太郎~、うわっ~あ。」


なにこれ?


久々に和やかな感じになったのに、修羅場到達フラグ?ですか。


太郎「わかった、わかった。本当に悪かったよ。二人とも本当にごめんな。」


ジーーーーーーーーーーッ!


これを見ていた、クラス委員長の立花遼太郎は(かなり久々な登場)太郎に向かって歩きだした。


太郎は嫌な予感がしたため、マミとマナを一瞬本当の恋人にするように強く抱きしめて、気絶させてから、立花遼太郎に二人を預けて、元に戻ろうとした。が、


立花「ま、まて、いや待ってくれ。椿。」


太郎「なんだい、委員長。」


立花「みんなを代表して、椿に礼を言わせてくれ。」


太郎様は、「はっ、そんな事?」と思った瞬間に、クラスみんなから「椿君、本当にありがとう。」


一斉に礼を言われた。しかし太郎様は、


太郎「お、おう。」


こう返すので一杯だった。


日本にいた頃は、本当の能力を出す事を親から禁止されていた為、いつも何をやっても中途半端。成績もスポーツも何もかも

すべて中間ぐらいの成績。

あの大企業の跡取りがこんな物なのか。と影で言われ続けられたいた。

しかし、これだけで済めばよかたのだか、太郎様には同じ年の、しかもクラスメイトに婚約者がいた。

この婚約者、美少女で、スタイルも良く、成績とスポーツはトップクラス。しかも性格も良く、極めつけが太郎様のお父さんの会社と同じくらいの大企業の娘だった。さらに、太郎様とは幼なじみで、心の底から太郎様の事が大好きなのだ。


これでは、太郎様がいじめに合うのも道理。(みんな、太郎様の本当の凄さをしらないから。)簡単に、いじめの対象になってしまった。

マミとマナは幼馴染なので、太郎様には小さい頃から変わらない接し方だった。

まぁ、二人のとも、昔から太郎様が好きだった。ってのが一番の理由だけど、香織とも幼なじみで今も仲良し。しかもマミとマナは、太郎様と香織の事をちゃんと認めている。


しかし、異世界にいきなり飛ばされ、勇者として魔王を討伐しろ。と、突然言われて、いつ死ぬかわからない世界に来てしまった為、心の中の感情には勝てず、香織には悪いと思いながら、太郎様の事がどんどん好きになっていく二人。


長い説明文に付き合っていただき、本当にありがとうございます。


そんな学校環境だった太郎様が今はクラスみんなからお礼を言われて、かなり戸惑っていた。


ジーーーーーーーーーーッ!


太郎「先生、それはもういいですから。」


先生はそんな太郎様とクラスメイト達を見つめていた。


先生「さぁ、みんな日本に帰りたいかぁ~!」


先生、それちょっと古いです。

先生ってアラフォーでしたっけ?



いつも最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。


今日、余りにも暇な為色々見ていたら、ブクマがビックリするほど増えていました。

みなさん、本当にありがとうございます。

PV数もかなり伸びていました。

本当に感謝します。

かなりの励みになりました。

これからもよろしくお願いします。

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