第222話 ドラゴン相手に無双!
今回は、残酷なシーンや少しグロテスクな所もあります。
苦手な方は、ご注意して読んで下さい。
太郎「それじゃ、ちょっといってくる。」
太郎様はその瞬間、その場から消えた。
太郎様は、ドラゴン達がもっとも集まっている場所にいきなりあらわれた。
しかし、ドラゴン達はまだ動く事がない。
太郎「お前達が何の目的で俺たちを襲ってきたのかは知らないが、もうお前達は全部殺す!」
ドラゴン達は、物凄い恐怖でこの場所から逃げ出したいのに、体が動かない。いや、動けない。太郎様自信から発する闘気が、ドラゴン達を恐怖のドン底に叩き落としていた。
ドラゴンが人間一人に対して、自分達が何も出来ない事が信じられないく、しかもこれはドラゴンにとってもっとも屈辱的な事だ。
しかも、確実に殺されるとわかっているのに、体がまったく動かすことができない。
ドラゴン達は太郎様に恐怖した。
太郎「お前達が先生にした事を死んでから後悔しろっ!」
次の瞬間、太郎様は姿を消しいきなり目の前にいたドラゴンの頭の所にきていた。
ドンッ!ともバシュ!とも言えない音が次々に聞こえてくる。
時間にして2、3秒くらいか?
目の前いたドラゴンは、頭を飛ばされ、お腹に大きな穴が空いていた。
仮にもドラゴンだ。しかも成竜となると、硬い鱗に覆われている部分は、なにより硬く普通の武器や魔法ではドラゴンの鱗自体傷を負わす事はできない。そして爪や牙はオリハルコンの盾や防具さえ貫通する。
ドラゴンとは、生き物頂点に立つ最強の生き物だ。
しかし聖剣や聖防具なら対等に戦えるが、太郎様はそれを素手で倒している。
生身の人間が素手でドラゴンより強い。圧倒的に強い。ドラゴン達は本能で訴えていた。太郎様の考えられないその圧倒的な強さに。
しかも人間では考えられない早さにドラゴン達はとまどっている。
何があったのか?周りいるドラゴン達は全くわからない。
ただわかることは、太郎様が動けば確実にドラゴンが殺される事だけだった。それなのに、まだ逃げだす事もできなかった。
太郎「なんだ。ドラゴンって本当に弱いな。古代竜の時は5頭だったけど、その時も弱すぎて話にならなかったのに。数でくれば俺を、俺の仲間を殺せると思ったか?」
太郎様が話終わると、もう次の瞬間から、ドラゴン相手に無双。
しかも、ドラゴンは反撃どころか、逃げる事もできない。
あっちこっちで、物凄い音がする。その音がするとドラゴンは確実に倒されていった。
ガッン!ドッシュ!パッーン!
ものの5分程で、辺り一面にドラゴンの死体が重なっていた。
そして、最後に先生に対して、連続技を使って攻撃した、3頭のドラゴンだけが残っていた。
そこで太郎様は、そのドラゴンに話かける。
太郎「一応聞くが、なぜ俺を知っていた?そしてなぜ襲った?
」
残ったドラゴン達は、体の震えが止まらず、話ができる状態ではなかった。
そこで、太郎様は1頭のドラゴンに軽く攻撃をする。
軽くとは言っても、ドラゴンの首を掴み、地面に組伏せた状態。これは軽い攻撃か?
太郎「もう一度だけ聞く、ちゃんと答えたら、逃がしてやる。この意味わかるか?」
ドラゴンは声がまだ出せないのか、首を少しだけ縦に下ろす。
太郎「さっきの質問に答えろ。」
『お、お、俺は詳しくはわからない。ただ、人間の国の奴等との契約で、お前達を襲った。』
太郎「はっ。そこまで聞けたらもういいや。」
そう言うと、太郎様は他の2頭のドラゴンに手套で暫撃を2回だけ放った。
すると、2頭のドラゴンの首が飛んだ。
『な、さ、さっきと話が違う。』
太郎「えっ?なんだって?」
『さっきは、話をすれば助けると言ったじゃないか?』
太郎「それはお前との約束だろう?他のヤツの事なんか知るか!それで、契約を果たせなかったお前達は、その国の人間に何をされる?」
『あ、それはわからない。ただ襲えと言われただけだから。』
太郎「なるほど。なら、お前が一人でその国に帰って報告してこい。自分だけは助かったが、襲った奴等はみんな殺したと。そうすれば、逃がしてやる。」
太郎様の顔が魔王より怖い顔になっていた。
太郎「イヤなら、みんなの所今すぐ送ってやるけど?」
『あ、お願いします。何でもしますから、命だけは。』
太郎「なら、今すぐにその国に行ってさっき俺が言った事を、その人間に伝えてこい。」
『は、はい。わかりました。必ず伝えます。』
太郎「逃げたり、その人間にちゃんと報告しなかったら、殺すからな。わかったな?」
『はい。必ず。』
太郎様はゆっくりとドラゴンの首を離す。
ドラゴンはゆっくりと立ち上がり、大きな翼を広げ空に飛びだっていった。
太郎はそのドラゴンに精神支配の魔法を無意識にかけていた。
ドラゴン100頭以上を倒した事で、レベルが上がったのか、(この世界にレベルの概念があるかはわからない。)さらに色んな事ができるようになっていた。
しかも、それを無意識にその都度、状況に合わせて色んな力が使える。
しかし、太郎様はそんな事より、早く先生の元に戻りたかった。
ユーナ様とクラスメイトの保健委員をしていた子とノアで、必死に先生を治療していた。
その場に突然、太郎様が姿を表す。
その場にいたみんなは、一瞬ビクッとしたが、その正体が太郎様と知って安心する。
太郎「ユーナ、先生は?」
ユーナ「かなり危なかったのじゃ。あと、1、2分治療が遅れてたら、間違いなく死んだろう。今は、なんとか持ちこたえているが、あまりにも酷い火傷で、元に戻るかが心配じゃ。」
太郎様は、先生の顔と体を見ていた。あとからよくみると、火傷だけではなく左腕までが千切かかっていた。
3人により必死に治療魔法が行われている。
太郎「ユーナでもダメそうか?」
ユーナ「簡単に言うな。原形をとどめない火傷の治癒は一番大変なんじゃ。腕が切れたからくっ付けてくれ!と言われる方が簡単じゃ!」
太郎様はそんなもんなのか?と思った瞬間、太郎様の体が光だした。
太郎「・・・・・これは、いったい?」
いつも最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
これで、対ドラゴン戦は終了します。また、いつものイチャラブハーレムギャグ物語に戻りたいです。(本人希望)
戦闘関係は、難しいですね。久々に長く書いてしまいました。(早く先生のケガを治してあげたいから。)ウソです。(笑)
それから、誤字脱字などありましたら、軽くスルーしてお読み下さい。後日修正や訂正など行います。
あと、皆様からの感想やご意見などありましたら、お待ちしてます。本当になでも構いません。覚悟はできてます。




