表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第4章 戦いと出会い
218/538

第219話 ドラゴンとの戦い。

ドラゴンの目がゆっくりと開く。

太郎様は、それを待っている。


ドラゴンの目が開き、羽も開き首を伸ばしたあと、大きな咆哮を上げた。


辺り一面に空気の振動と、大きな雄叫びが響き渡る。


太郎様は、何事も無かったように、ドラゴンの前に立っている。


恐らくは、成竜であろう大きさで、羽を広げれば20メートルはある。


ドラゴンは太郎様に威圧を放ちながら睨み付ける。

これが普通の人であれば、この時点で良くて気絶。悪ければショック死する程の強力な力だ。


しかし、太郎様は平然としていた。


そこで、突然ドラゴンが喋りだした。


「お前が椿太郎か?」


太郎様は待ってました!とばかりに返答をする。


太郎様「そうだけど、ドラゴンがなぜ俺を知っている?それに一体何の用だ?」


若干挑発とも思える返答をする太郎様。


「お前の力・・・お前達の力がどんな物かをしりたい。今から我々は椿太郎とその仲間を殺す!」


太郎様「誰が誰を殺すって?」


「椿太郎、まずはお前の仲間達から殺す!」


太郎様は慌てて、後ろの方にいるみんなを見る。

そこは、もう戦場になっていた。


太郎様「くっ!」


太郎様は慌ててその場から離れようとするが、行く手をドラゴンに阻まれる。しかも一頭や二頭のドラゴンではなく、10頭からのドラゴンに囲まれていた。




☆☆☆☆☆


ユーナ「みんな、いいか。お主らは恐らくはあのドラゴン達と対等に戦えるはずじゃ。」


マリー「ドラゴンを相手にですか?」


シーバ「ユーナ様、それは無理ですよ。」


ユーナ「いいか、良く聞くのじゃ。お主らは、太郎の眷属化をしてきているのじゃ。」


みんなは「なにそれ?」みたいな顔をしている。


ユーナ「だから、今のお主達なら、ドラゴンとも戦える力があるはずじゃ!」


リーン「あるはずって。」


ヒトミ「ユーナ様、もう時間が無さそうですよ?」


ニーナ「あ、あ、ドラゴンがあんなに一杯。」


ノア「ユーナ様、私はそんな力はありません。」


ユーナ「お主はみんなの手伝いをして欲しいのじゃ。」


みんなは、簡単な軽装防具を纏い、武器を握りしめていた。


ユーナ「まずは、ニーナ!お前からじゃ。ノアから借りた弓矢で、ドラゴンの目を狙って撃つのじゃ!」


ニーナ「ユーナ様、怖いよう。」


ユーナ「ニーナ、私の所にくるのじゃ。一緒に弓を引いてやるから。」


ニーナはすぐにユーナ様の所まで駆け寄り、ユーナ様と一緒に弓を引いた。


ユーナ「良く狙うのじゃ。あのドラゴンはまだ目覚めていないから、今のうちじゃ。」


ニーナはコクリと頷き、目一杯弓を引く。


ユーナ「よし、今じゃ。」


ユーナ様がそう言うとニーナは弓を放つ。


バシュ!


矢が物凄いスピードでドラゴンの目に向かっていく。


弓を放った瞬間の音と、矢の異常な速度にみんなは驚き、矢の行く末を見守っていた。


矢がドラゴンの目に向かって正確に命中した。


ドシュ!


ズーーーン!


本来、ドラゴンの皮膚は普通の矢では刺さりもしない頑丈なものだ。しかし、ドラゴンと人間がもし戦う事になる時は、まず目を狙って戦うしか方法がない程、ドラゴンとはとても強い存在なのだ。


それを13歳の女の子が放った矢がドラゴンの目に正確に射抜き、尚且つそのまま矢が目の奥まで刺さり、それが致命傷になりドラゴンが倒れたのだ。


みんなは呆気にとられ、ニーナはユーナ様を見た。


ユーナ「これで少しはわかったかのう。お主らは今ドラゴンと戦える力があるのじゃ。恐れることはない。私が付いているし、死んでも絶対に生き還すことも出来るからのう。」


いや、死ぬ前提で生き還すなんて嫌です。


そんな話をしていたら、次々ににドラゴン達が目覚め始めた。


数にして、50か、いや100か?


ユーナ様はしんどい戦いになるな。と思っていた。


ドラゴン達が襲いかかってきた。


みんなは、それぞれ剣や槍などを構えた。




一斉に10頭近くのドラゴンが襲ってくる。


ユーナ様はとっさに無詠唱で結界を張る。


そして、戦いは始まった。

いつも最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。


前回は酷い誤字があり、落ち込みました。

誤字を修正したついでに多少セリフも追加しました。


読みにくくてすみませんでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
https://yomou.syosetu.com/
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ