第217話 あそこは痛い!
太郎様、凄い事になってます。
太郎「ま、マジ、ちょっとや、やめ」る
まさしく腹を減らした猛獣どもが容赦なく襲っている。
しかし、そこに突然ある人物が表れる。
ユーナ「コラーーーーーッ!お主達は一体何をしておるのじゃ!」
女神様降臨!
ピタッ!とみんなの動きが止まった。
ユーナ「まったく、目を離すとすぐにこれだか、若いもんは。」
あ~あ、言っちゃいました。
女神様ユーナ。実年齢は・・ぐはっ!
ユーナ「お主もいちいちうるさいのじゃ!」
は、はい。すみません。
太郎「ふぅ~。助かった。」
ユーナ「ったく、だらしがない。さっさとその太郎の太郎ちゃんを早く仕舞え!」
太郎「へっ?・・・はっ!」
太郎様、慌てて服装を整える。しかし、
太郎「いってーーー!」
あ~、痛そう!急いでズボンのチャックを上げために、元気な太郎ちゃんが引っ掛かってしまっています。あ~本当に痛そう!
太郎「いって、いって、いってーーー!」
ユーナ「フンッ!罰があたったのじゃ。この私を川まで飛ばすから!」
そうなのです。太郎様はユーナを川まで一瞬で飛ばしました。
あまりの速さに誰もが認識できなかったのです。
そう、女神様であるユーナでさえ、何が起こったのかが分かってませんでした。
ユーナ「ビックリしたわ。気づいたら川の中ににいたからな。」
太郎「あーーーー!」
これは少しの間、我慢が必要ですね。
太郎「はぁ、はぁ、ユーナ、助かったよ。」
ユーナ「フンッ!当たり前の事をしたまでじゃ。」
ユーナ様、ツンデレもいいですが、いい年なのでかわいくは、ぐはっ!
ユーナ「お主、一度死ぬか?」
あ、あ、い、いえ、ご、ごめなさい。ユーナ様。本当にごめんなさい。
ユーナ「ったく。太郎、もう大丈夫そうか?」
太郎「あ、あ~、なんとかね。ちょっとトイレに行ってくるよ。」
(じゃないと、収まらないから。)
ユーナ「ふーん。トイレとか何とか言って、実は1人でするのじゃな?」
太郎「はぁーーーー?何それ?」
ユーナ「隠さんでいい。あ、なんなら私も手伝うか?」
太郎「な、な、何を手伝うんだよ!ただのトイレだよ!」
ユーナ「まぁまぁ、そんなに恥ずかしがるな。何ならその太郎ちゃんが収まる相手でもしようか?」
ふふふふ。
ユーナ様、少し怖いです。
太郎「い、いやだからただのトイレに何で手伝いが必要なんだよ!もう、我慢できないから行ってくる。」
ユーナ「じゃあ、わたしも。」
太郎「ついてくんな!」
ユーナ「いやじゃ。ふふふふ。」
あっ、因みにみなさんご存じのユーナ様の魔法で、先生、マリー、シーバ、リーン、ニーナ、ヒトミ、ノアの七名は時間を止められました。
クラスメイトと同じです。
太郎「もうーーーー、いい加減にしろーーっ!」
ユーナ「そんなに照れるな。痛いのは最初だけじゃ。」
太郎「痛いってなんだよ!」
森の中を逃げ回る太郎様。
ユーナ「大丈夫じゃ。天井のシミの数でも数えてたら、すぐにおわるのじゃ。」
ユーナ様も必死に追いかけるが、太郎様の逃げ足の速さにはさすがについて行く事ができず、太郎様を見失ってしまった。
ユーナ「チッ。どこに逃げたのじゃ?ったく、つまらん。」
いえいえ、ユーナ様、お願いします。太郎様を一人にしてあげて下さい。武士の情けです。
いつも最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
今、皆様からの感想やご意見など、本当に欲しいそうです!。
へ?本人ですか?本人は精神攻撃を食らってしにかけてますが?




