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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第1章 異世界強制転移
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第21話 オリビア・アーゼスト王女

間違いがある所や設定にムリがあった場合、代える可能性があります。


まぁ、読んでくださる人がいるかわからないですが。(笑)


少しおかしい所を直しました。

あと、サブタイトルもつけました。

最初のタイトルだと、何の話しか分からないままと思ったので、完全に自己満足です。(笑)

杉本先生に部屋に強引に連れ込まれドア閉をめた。先生の自室だろうか、部屋の中は本棚、テーブル、椅子があり本棚には当然本が並んでいて、テーブルの上には書類らしき物が無造作に積まれていた。書斎みたいな感じの部屋みたいだ。


「椿君、こっちに来て下さい。」


「先生、あの奴隷ってなんですか!」


「椿君落ち着いてください。今から説明します。」


「先生、この世界には奴隷制度みたいのがあるですか?」


「今説明しますから、少し落ち着いて冷静になって下さい。それからこの部屋はあまり強力ではないのですが、結界を張ってありますから、外に声が漏れる事や覗く事も出来ない部屋になってます。だから、今から大事な話しをします。」


太郎は、まだイライラが収まらないが、先生の大事な話しを聞く事にした。


「先生、本当は今すぐにでも香織を探しに……」


「わかってます。探しに行くのには先生も一緒に行きます。その前に話しを聞いて下さい。」


「わかりました。」


太郎は、しょうがなく先生の話しを聞く事にした。


「椿君、まず私の事を話します。」

そう言うと、メガネを外し、両手を首の後ろにまわしネックレスを外した。すると髪型や髪の毛色、顔まで変わりおそらくこれが本当の姿になった先生なのだろう。

髪の色は白に近いシルバーで、顔も今までの野暮ったい顔でなく、凄い美人が表れた。少しタレ目で、瞳はブルー。髪も腰に届きそうなぐらい長い髪を一つにまとめて、左肩から前に出していた。身長は変わらなかったが、優しいそうな瞳と全身を纏う雰囲気が柔らかく、グラビアモデルよりスタイルがいい杉本先生の姿があった。太郎が驚いてると杉本先生から

「椿君、驚かしてごめんなさい。これが私の本当の姿です。魔道具のネックレスで姿を変えていました。」


太郎はただ驚いていた。ル○パン三○世みたいな事が目の前でおこれば誰だって驚くはずだ。


「せ、先生それって……」


「私はアーゼスト国の第2王女、オリビア・アーゼストです。」


太郎はさらに驚いた。

(第2王女だって!)


「騙しててごめんにさい。」


太郎は、何かを思い出すようにハッとなり。


「先生っ、どうなってるですか。第2王女ってなんですか!全然意味分かんないですけど。」


杉本先生は地球では2年1組の担任で国語の先生でもあった。

実際地球上では、日本人でおそらく30台の独身で恋愛とは程遠い感じの見かけも雰囲気も少し残念な先生だった。それが今変身でもしたように変わり10台後半の美人になった。これには本当に驚いていた。あまりにも驚いて声も出ない太郎に……


「椿君、椿君っ!」


「あっ、先生?」


「先生、ちょっ、ちょっと待って下さい。…………先生はこの世界の人で、この国の王女って事ですよね?」


「はい、そうなります。」


太郎は、段々と怒りが込み上げてきた。すると太郎は杉本先生に詰めより


「なんでっ!なんでクラスの奴らと一緒に異世界に召喚なんてしたんですかっ!今すぐにでも……」


オリビア・アーゼストが太郎の話しを遮り

「椿君、今からちゃんと説明しますから先に話しをさせて下さい。」


太郎は、目的も果たしたし早く香織を探しに行きたい気持ちで一杯だった。

それでも先生は太郎を抑えてでも話を聞いてもらいたかった。


「椿君は少し冷静になりなさいっ!」


先生に初めて怒られた。おやじにも殴られた事も無いのに……


「椿君、随分古い事を知ってるねですね。それより先に大事な話しがあります。」


「っは、はい。判りました。」


「まずはじめに。なぜ私が変装までして椿君や三ヶ日さんやクラスメート達をって事の話です。」

「最初に謝ります。本当にごめんにさい。私が知っている話しとみなさんが知っている話しがだいぶ違う事と、自分も知らない怪しい話もありますのでちゃんと聞いて下さい。」


美人な先生は、真剣な顔をして話を続ける。

(参った。この非常時に先生に見とれてる場合じゃないのに。)


太郎の浮わついた気持ちと関係なくオリビア王女の話しが続く。

「この国は間違っている事に気付きました。さらに国王も感情的になりすぎて事実をねじ曲げてそれを国民に教え敵愾心をもたせ、それに国民に重い税をとりたて、周りの大国に負けない軍事国家になっていきました。」


「それから、魔王を倒す話しは本当なのです。」


美人で武人な先生がさらっと凄いこと言いました。


(この後先生と香織を探しに行く予定だが、どう言う風に接すればいいやら。また、悪い癖が出た。こんな陰険で、陰湿な性格が自分でもイヤだ。)


オリビア王女も太郎も本当は早く香織を探さなくてはダメなのにオリビア王女の話しは続けている。


「私と一緒に召喚されたみんなは、勇者てして、魔王を討伐する予定でした。」


凄い話しを何事もなかったように、次々に怖い話しをサラッと言っている美人な元杉本先生だった。






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