第206話 なに?
先生「ユーナ様、そろそろ頃合いかと。」
ユーナ「先生、助かったのじゃ。これで助かるはずじゃ。」
二人は血の池から出て、1日がたった。
先生「じゃあ、そろそろもどりますか?」
ユーナ「うむ。ここにいた方が回復は早いが、地上で少し安静にさせてもかわらないからのぅ。しかも、先生と二人っきりだとひまだしの。」
先生「私の相手はつまらないのですね。」
ドーン。と落ち込む先生。
ユーナ「いや、そうではなく早く太郎に会いたいだろうかなぁ、と思ってな。」
先生「それはユーナ様の事ですよね?」
ユーナ「うむ。私は早く太郎に会って、あれしたり、これしたり、それしたり、(なに)したり・・・・?」
先生「ユーナ様、あれやこれやそれはいいですが、(なに)ってなんですか?」
ユーナ「ふん、そんなのは決まっておる。(なに)は(なに)じゃ!ほほう、先生は(なに)の事も知らぬのか?」
先生「ユ、ユーナ様?(なに)を言ってるのか私にはよくわかりません。」
ユーナ「先生、(なに)をそんなに恥ずかしがっておるのじゃ?」
先生「ユーナ様がさっきからニヤニヤしながら、(なに)の話をしているからです!」
ユーナ「ほう?もしかして先生は(なに)系の話はだめなのか?」
先生「私はユーナ様が言っています(なに)が(なに)を示すのかがよくわかりません!」
ユーナ「先生、(なに)にそんなにイライラしておるのじゃ?」
先生「イライラなんてしていません。ただ、ユーナ様がさっきから(なになに)って品のない事を頻繁に言われるからです!」
ユーナ「えっ?(なに)がダメなのじゃ?」
ユーナ、わざとか?
先生「そ、それです!わざと言ってるのですか?」
ユーナ「先生、先生が(なに)を言いたいのかがよくわからんのだが?」
先生「もう結構です。この話はおしまいにしましょう!」
ユーナ「よくわからんが、まあそう言う事で、地上にかえるか。」
先生「はい、そうしましょう。椿君にいつまで(なに)をしていた?なんて怒られそうですから。」
ユーナ「ほう、(なに)を。ねぇ?」
顔が真っ赤な先生。結局なにを言ってもこの(なに)のデフレスパイラルからは抜け出せないようだ。
なになにうるさい!
えっ?太郎様?
いつも最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
最近、話を掲載しようとすると書いた物が全部消えたり、電源が落ちたりして対応に四苦八苦してました。
おそらく、6話分くらいは消えてます。
極端に短い物ならなんとかなるのですが、困りました。




