第202話 太郎突然倒れる
さて、太郎様の様子がおかしかった件は、取り敢えずみなさん置いとくそうです。
いいのかなあ?
すっかり元通りになったシーバとヒトミは、いつも通りみんなと話をしていました。
その話は。
ヒトミ「ニーナ様や先生達は大丈夫ですかね?」
太郎「大丈夫だろう?前回のクラスメイトの時も普通に帰ってきたし。」
シーバ「太郎様、それは違います。ニーナが泣いているって言って1人で帰ってきたじゃないですか?」
ニーナ「えへへ。あの時は本当に怖かったけど、太郎様が来てくれて、凄く嬉しかった。」
太郎「あれ?そうだっけ?」
あれ?また太郎様の様子がおかしい?
ヒトミ「太郎様、天界にニーナ様とクラスメイトと一緒に行きましたよね?」
太郎「天界?ニーナ?なんだそれは?」
太郎様、マジで壊れる5秒前。
シーバ「太郎様、それ本気で言ってますか?」
太郎「???」
ヒトミ「太郎様!ニーナ様ですよ。女神様のニーナ様です。覚えてますよね?」
太郎「な、あ、いや。なんか頭の中で何かが。」
太郎様が急にふらつきだした。
みんなは慌てて、太郎様の所に詰めより、体を支える。
太郎「あ、あ、ぐっ。」
シーバ「太郎様!しっかりして下さい。」
ヒトミ「不味い、マリー様を起こしてきます。」
ニーナ「太郎様!太郎様!」
ノア「突然どうしたのでしょう?」
シーバ「ノア様、ノア様は私達より知識が豊富で、魔法もかなり使えると聞きます。太郎様のこの今の状態が何だかわかりますか?」
ノア「これは、もしかして。」
ヒトミ「マリー様を連れてきました。」
マリー「太郎様、あ~一体何が。太郎様、しっかりして下さい。」
シーバ「ヒトミ、マリーはよく起きれたな?」
ヒトミ「太郎様の事を話したらすぐでした。」
太郎「あ、ダメだ。」
そう言うと太郎様がバタリと倒れた。
シーバ「ノア様、何かわかりますか?」
ヒトミ「えっ?ノア様は知ってるのですか?」
ニーナ「ノア様。太郎様は大丈夫ですか?」
マリー「太郎様、なんて事に。取り敢えず、ちゃんと寝かせましょう。シーバ様、濡れタオルを用意して下さい。」
ヒトミ「私は、馬車から枕とか持ってくる。」
ニーナ「マリー様、私は、私は。」
マリー「ニーナ様は太郎様のしっかりと手を握っていて下さい。」
これはこの世界での慣習で、病気やケガなど追った時に、死んでどこにも行かないように。と言うおまじないみたいな物。
シーバ「マリー様、これを」
シーバは、マリーに濡れタオルを渡す。それを綺麗に折り畳んでから、太郎様の額に乗せる。
すかさず、首もとの服のボタンを外し、ズボンのベルトを緩め、上のボタンだけ外す。
シーバ「それで、ノア様。太郎様は大丈夫何でしょか?」
ノア「もしかして間違っているかもしれませんが、太郎様はおそらく。」
みんなが息を飲んで、ノアに注目する。
しかし、残念だけど、お約束で話は次回に持ち越しです。
太郎様に聞かれたら、今度は便所に呼び出されるかな。
個室だから、逃げ場無いです。
いつも最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
みなさまからの感想やご意見もお待ちしています。
前回は本当に短くてすみませんでした。




