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どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第1章 異世界強制転移
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第20 奴隷

スミマセン。少しだけ変更しました。


誤字脱字を修正しました。あと、セリフを少し変更しました。


イリヤの案内で部屋を出て行く。イリヤはキレイな姿勢でスタスタ歩く。一緒に続いて歩いていく。そしてある場所の扉の前に着く。


「トントン、イリヤです。椿太郎様をお連れしました。」


どうやら、国王と王女のいる部屋の前で来たようだ。そして「入れ!」と少し低い声で返事を告げたのを確認してから、少し重厚そうな扉を開ける。イリヤは扉を開け終わったら後に、すぐに僕の側まできて、「椿太郎様をお連れしました。」イリヤに紹介される。


太郎は国王の前に立ち少し震える。でもここは日本人らしく、頭を少し下げて挨拶をする。


「はじめまして、椿太郎です。」


そしてイリヤは

「では、失礼します。」

と言って、部屋を出ていく。太郎が1人残された。周りを見回してもやっぱり太郎1人だけだ。そして……


「お主が椿太郎か?」


突然国王が話しかけた。それを聞いて。


「はい。僕が椿太郎です。」


「お主がそうか。」


少し沈黙が流れる。その後すぐに国王が「椿太郎、今日からお前らの担任だったスーギ・モットーと二人で三ヶ日香織を探し出せ。」


太郎は突然の事で驚きを隠せずにた。それと同時になにか国王の話し方や他人を見下す態度にかなりムカついていた。


「それは香織をここまで連れてこい。って事でしょうか?」


国王が少し苛立ち、

「当たり前の事をわざわざ聞いてくるなっ!」

「だいたい、お前達をこちらの世界に召喚するのに、いくらかかってるのかわかっているのか!お前は直ぐに三ヶ日香織を探し、連れて戻ってくればいいんだっ!」


国王はかなり不機嫌に太郎に言い放つ。


不機嫌になるほど逆に太郎は冷静になっていった。そして太郎は?


「それは強制ですか?」


国王は手が震え、顔を真っ赤にして。「生意気な口答えするなっ!お前はただ儂の言うとおりにすればいいのだっ!それに、国王に対してなんて口の聞き方をするだっ!これだから平民無勢っが!」


太郎のムカつく事をズバリといい放った。

案の定太郎は?


こんなヤツの言う事なんて絶対に聞かないぞ!コイツらは僕の敵認定だ!


「三ヶ日香織を見つけしだい、直ぐに我がアーゼスト国に帰り、儂の前連れてくればいいのだ!」


なんだ、このふざけたハゲ豚おやじは?


実際、禿げてデブだった。


太郎はどおしても聞きたい事があったのだが?


「あの、質問があるのですが……」


国王は間髪いれずに、

な「儂は、三ヶ日香織を探して連れてこいっ。と言ってるでけだっ!質問など出来る立場だと思うなっ!少しはわきまえろっ!お前との話しは終わりだ。」


国王はそう言って席を立ち、ドスンドスンと歩きだした。


太郎は仕方がない。と思い、

「わかりました。では、僕も失礼します。」

太郎は、内心かなりムカついてたが、我慢し頭も下げず振り返りドアに向かって歩き出したとこで、いきなり国王がとんでもない事を、言い出した。


「あ~あっ、一つ言い忘れたことがあった。」


太郎はまた反対に振り向き


「逃げ出したりしたら、お前の仲間を1人づつ、奴隷に落とすからな。1ヶ月帰らないごとに1人づつ儂の奴隷にしてやるから、よく覚えとけっ!」


何言ってるだ、コイツ。ふざけんじゃねぇーぞ。奴隷だって?


「奴隷ってなんですかっ?」


「お前にわざわざ言う必要はないっ!さっさと探しに行けっ!じゃないとみんな奴隷にするからな。」


太郎思わず国王を殴りに行こうとすると、後ろからいきなり手を引っ張られ動けなくなる。後ろを見ると、杉本先生がそこにいた。


(椿君、ここは静に下がりましょう。)


太郎が一生懸命先生の手を振りきろうとするが、なぜか動かない。焦って先生の顔を見ると、首を横に2、3回振り(今は落ち着いてください。)


先生の必死の説得に力を徐々に抜いていく。


太郎は諦め、扉の方へ歩き出した。しかし太郎のその時の顔が、殺気を纏った凄い目付きで唇を噛み締めていた。物凄い覇気だ。

おそらく、この殺気を国王に向けてたら、周りの近衛騎士団に取り押さえられていただろう。もし仮に、地球の日本でこの殺気を放ったら、いじめをしていたクラスメイトや、町の不良くらいなら、金縛りにあったみたいになり、おそらく2度と相手をしたくないと思う位の鋭い殺気を放ってた。


ドアを開け、廊下にでた。廊下では先ほど案内をしていたイリヤが待ってた。待ってたイリヤは、太郎の殺気にガタガタ震え、何も言えず顔を真っ赤になり、顔を下に向けてた。どうやら太郎の殺気をもろに受けてしまい、少し漏らしてしまっていた。


太郎はそんなことも気がつかず、さっさと1人で自分の部屋に向かって歩き出した。


少し歩いてから、「椿君、椿君っ!」


後ろから先生が走りながら呼んでいる。しかし、太郎は怒りで頭が一杯になり、先生の声が耳に入らなかった。

先生が駆け寄り、肩を掴まれやっと自分は先生に呼ばれていた事に気付く。

そして間髪をいれず先生に八つ当たりのように話す。


「先生、なんですかっ!あの奴隷って!」


「椿君、少し話があるの。ここで話を聞かれたらマズイから、私の部屋まで一緒に来てくれる?あと、今後のこともあるし。」


杉本先生は、太郎を落ち着かせるように、やさしい声で話しかけていた。


「とりあえず、こっちに来て。」


太郎の手にを握り、太郎を引っ張る形で、スタスタ歩き出した。


そして、普通の客室と違った部屋に杉本先生と一緒に入っていった。




























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