第191話 眷属の力は?
痛ててて。太郎様、酷いです。
何も蹴らなくても。
はい、太郎様に絞められたナレーターです。さそ
さて、ユーナの爆弾発言により、みんなが太郎様の眷属になってしまった続きです。
太郎「ユーナ、俺の眷属ってどう言う事だ。」
ユーナ「うむ。恐らくだが、太郎には自分以外に大切な人を守らなくていけないと思ったり、大切な人と思った時に、自分の力を与えてしまう能力があるみたいじゃ。」
みんなの目がキラキラとしている。
先生「大切な人。うふっ。」
マリー「あ~っ、太郎さま~。」
シーバ「太郎様、そこまで私を………。」
リーン「さすが太郎様。」
ニーナ「太郎様の力?」
ヒトミ「なるほど。太郎様は私達の事が好きだと言う事ですか?」
ユーナ「まだ話の続きがあるのじゃ。」
太郎「ユーナ、それで?」
ユーナ「太郎から力を分け与えてくれても、太郎はなぜかそれより強くなっておるのじゃ。」
太郎「どう言う事だ?」
ユーナ「これは憶測であるが、太郎は眷属の数が多ければ多いほど強くなるようじゃ。私はこんな能力は聞いた事も無いからはっきりはわからんのじゃ。」
太郎「ふ~うん。」
太郎様はため息まじりでながら、次の言葉が出る。
太郎「じゃあ、これはハーレムができるフラグか?」
ユーナ「アぁ~ん?」
ユーナが怒りました。
太郎「いや、冗談だけど、そうか~あ。わかった。ユーナ、ありがとう。」
ユーナ「ど、ど、どういたしまして。」
しかし、太郎様の能力は何なのかがはっきりしません。
ユーナ「それで、みんなは太郎から分け与えてられた力がどんな物かを確かめてみたいのじゃが、みんなはどうする?」
先生「そうですね。ちょっと知りたいです。」
マリー「太郎様の力ですから、見てみたい気持ちはあるのですが、少し怖いです。」
ユーナ「それで、みんなにはこれから妖精国に行く間に魔物や魔獣達と戦ってもらいたいのじよ。」
ギョ!
みんなが驚く。
シーバ「そ、それは私達だけで戦うのですか?」
ユーナ「そうなるな。」
ニーナ「ユーナ様、私はムリです。」
リーン「私は太郎様を信じているからやってやみる。」
ヒトミ「あ、私も殺ります。」
ヒトミのセリフが怖い。
マリー「私は…………殺ります。私も太郎様を殺ります。」
太郎「へ?」
マリー「あ、ごめんなさい。間違えました。太郎様を信じているので、殺ってみます。」
シーバ「みんながそこまで言うのなら、私も殺ってみます。」
ニーナ「私は怖いから、みんなの様子を見てからでいいですか?」
ニーナはまだ13歳。無理やりはかわいそうですね。
太郎「そうだな。ニーナにはちょっと待っててもらおう。ニーナ、大丈夫だよ。気にしなくていいからな。」
太郎様はニーナの頭をなでなでしながら抱きしめた。すると当然みんなも…………こうなるはず。
マリー「や、やっぱり私も怖いからやめます。」
ヒトミ「あーーーーっ!マリー様ズルいです。なら私もやめますから、頭を撫でて下さい。」
シーバ「ちょっと待って。マリー様にヒトミ、何を考えている。そんな事をしても無駄だぞ。ニーナ様はまだまだ若いから仕方がないけど。だから太郎様も認めたのだ。一端殺ると決めたら一緒に私達の力を見せてから、太郎様に誉めて貰う方が今のニーナ様よりは何倍も色んな事をしてもらえる可能性があるんだぞ。」
うーん、シーバの説明がなんかへんですね。恐らく必死に自分にも言い聞かせながらみんなを説得しているので、なんか言っている事がおかしいです。
太郎「おいっ!ナレーター。あとで体育館の裏までこい。シーバが一生懸命考えながら言ってるのに、面白くて笑いが止まらない。とか言ってんじゃねぇぞ!」
た、た、た、太郎様?私はそんな事は言ってません!
太郎「いいから後でこい。」
ひぇ~~!
また今日もクラスメイトと、ノア王女は放置されてしまった。
いつも最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
相変わらず話が進みません。
誤字脱字などありましたら、スルーしてお読み下さい。
それから、みなさんからの感想やご意見などもお待ちしています。




