第189話 クラスメイトは?
一方、時間を止められて洗脳や精神支配されていたクラスメイトは?
一応、天界で元の状態に戻り、今は普通の勇者として(そう言えば、勇者として召喚されたんですよね。)復活はしているのだが、太郎様やユーナ達、新しく加わったキャラクター(キャラクターって言っちゃった。)じゃなく、新しく加わった妖精国の王女などのやり取りで、全くと言っていいほど放置されています。
恐らく、太郎様はこの事に関してはすっかりと忘れていると思われます。
これ、どうしましょう?
ユーナ「それで、妖精国とは何処にあるのじゃ。」
ノア「それは説明しにくいので、私が案内します。ただ、その攻めてきた謎の軍隊がまだいるかもしれません。」
先生「それなら、大丈夫です。太郎様がいますから。」
ユーナ「あっ!忘れておった。」
みんなが「ん?」とユーナの方を見る。
ユーナ「さっき気がついたのじゃが、お主ら太郎の何かになっておるぞ。」
先生「ユーナ様、何かってなんですか?」
ユーナ「うむ、それがわかんのじゃ。ただ、太郎の何かになっておるのは確かじゃ。」
マリー「あのう、それは私達全員ですか?」
ユーナ「そうだ。先生、マリー、シーバ、リーン、ニーナ、ヒトミ。みんなじゃ。それで聞きたいのじゃが、体や何処か変わった所はないか?」
リーン「ユーナ様、私は早くなったみたいです。」
先生「あ、私は力が強くなったみたいで。」
ニーナ「あ、私も先生と一緒です!」
ヒトミ「私はまだ何も変わった様子はないです。」
シーバ「私もまだ何も……。」
マリー「ユーナ様、私もです。」
ユーナ「そうか。」
そう言うとユーナは天を見上げた。 するといきなり大きな声で怒鳴りだした。
ユーナ「このくそジジィ!何してくれてんだよ!」
みんなは呆気にとられた。
「くそジジィ?誰それ?」
みんなが純粋に思っていたところに、二人は違う事を思っていた。
ノア「め、女神様が、女神様がなんて事を!」
ノアが思い描いていた女神様とはだいぶかけ離れているユーナにショックを受けていた。
そして太郎様は。
「ユーナのやつうるせぇなぁ~。何か今日は散々だったから、ユーナを苛めて気分を晴らすか。」
女神様を苛めて気分を晴らすとか、この世界でそんな事が出来るのは太郎様だけです。多分。
ユーナ「コラッーーー!ジジィ降りてこい!」
みんなは思いました。ユーナは誰に話し掛けているのか?
ユーナの言動にみんなが段々と引いてきました。
ユーナ様、誰に話し掛けているのですか?
あ~、また話が止まってしまう。
太郎「おい、ナレーター少し余計な事を言うのは止めろ!」
はい。スミマセンでした。太郎様。
いつも最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
最近、ナレーターさんの登場が多い気がします。
早く話を進めたいです(真剣に)。
誤字脱字がありましたら、スルーしてお読み下さい。




