第188話 太郎様はさらにハーレムに。
太郎様、かなり項垂れています。
マリー「太郎様、お食事の準備が出来ましたわ。」
太郎「あ~、ありがとう。」
太郎様の力の無い返事。
ユーナ「太郎、早くこっちにくるのじゃ。」
太郎「あ~、ありがとう。」
ん?
先生「さぁ、太郎様こちらに。」
太郎「先生までその呼び名ですか?」
先生「だって、将来の私達の旦那様ですから。」
嬉しそうに答える先生。
先生「あ~、ありがとう。」
ん?
太郎様はユーナと先生の間に座り、マリーから差し出されたお皿を受け取った。
太郎「あ~、ありがとう。」
ん、ん?
ノア「あのう、みなさん私を助けて頂き本当にありがとうございます。特にユーナ様にはケガまで治して頂き本当に感謝しています。」
ユーナ「いやいや、当然の事をしたまでじゃ。気にするな。」
(当然じゃなく最初は自然に拒否してましたよね?)
ノア「しかし、この結界は誰が張ったのでしょうか?」
マズイ!結界のせいでケガしたなんて言えない。みんながそう思っていた所にユーナ様が、
ユーナ「ふむ、この強力な結界は私がはったのじゃ。」
自慢気に言うユーナ様。
楽しい食事の場が一気に静かになる。
太郎「あ~、ありがとう。」
太郎様、やっきから何を言ってますか?意味不明です。
太郎「あ~、ありがとう。」
太郎様、ダメだこりゃ。
ノア「この結界はユーナ様が張ったのですか。」
ノアが一気に暗くなる。そして。
ノア「ユーナ様のせいで私は大ケガしたのですよ!ケガを治してもらったことには感謝していますが、一言謝って下さい。」
みんなが「あちゃ~。」と言う顔をしていた。
ユーナ「なに?私が張った結界のせいでケガをしたのか?」
ノア「はい、そうです」
(ユーナ様が謝ったりするわけないのに。)
みんなは心の中でそう思っていたら。
太郎「あ~、ごめんなさい。」
ノア「あなたは関係ないじゃないですか!」
太郎「あ~、ありがとう。」
ノア「この人はさっきからなんなんですか?」
先生「ちょっと色々な事情があって、今は混乱しているのよ。………多分。」
ノア「?」
ユーナ「そうか、ノアだったな。それはすまなかったのじゃ。お詫びに、今何か力になれる事があったら相談のるのじゃ。」
みんな「ーーーーえ?」
ユーナからは信じられないと言う言葉が出て、みんなが呆気に捉えていた。
ノア「ユーナ様、本当ですか?」
ユーナ「あ~但し、私がいくら女神でもやれる事と無理な事もあるから、そこは許して欲しいのじゃ。」
ノア「ありがとうございます。それでは早速お願いしてもいいでしょうか?」
ユーナ「うむ。とりあえず言うってみるのじゃ。」
ノア「私と一緒に妖精国に行って生き残っているかもしれない同胞を助けて頂けませんか?」
ユーナ「そうじゃな。多分そんな話だとは思ったのだが。」
先生「ユーナ様、妖精国に行かれるのですか。」
ユーナ「うむ、太郎次第かな?」
みんなが一斉に太郎様の方を見る。
太郎「あ~、こちらこそお願いいたします。」
なんだこれ?
太郎様はあまりにもショックで、思考が停止していた。
同情します。不可抗力で裸を見ただけなのに、結婚しなくてはならないとか。しかも6人も。
がんばれ太郎様!
いつも最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
やはり誤字脱字が多くて本当にごめんなさい。
近々、パソコンが手に入りますので、誤字脱字はかなり減ると思います。
やっと、このスマホからの投稿から解放される。
それから、評価やブックマークを、してくださり皆様、本当にありがとうございます。
すごく嬉しいです。




