表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうして次から次へと異世界に~異世界へ強制転移される太郎~   作者: アドリブコージ
第4章 戦いと出会い
184/538

第185話 危機一発!?

ユーナ「ん?」


ユーナがそれぞれの顔を真剣に見ている。


ヒトミ「ユーナ様、どうされましたか?」


ユーナ「ーーーー?」


マリー「ユーナ様?」


ユーナ「んーーーー?」


シーバ「ユーナ様、少し怖いです。」


ユーナ「あーーーー!」


先生「?」


リーン「ユーナ様?」


ユーナ「やっぱり?」


ニーナ「ユーナ様、説明して下さい。」


ユーナ「がぁぁぁぁっ!」


ユーナは頭を抱え込んで唸っていた。

みんな若干引いている。


ユーナ「ど、どうしてじゃ?」


先生「あ、あのうユーナ様?」


ユーナ「フギンっ!」

ユーナは先生を睨んだ。


先生「えーーーーー?ユーナ様、何で私は睨まれているのですか?」


ユーナ「ぎゅゅゅぅーー!」


リーン「ユーナ様が壊れた。」


ヒトミ「ユーナ様がおかしくなった?」


ユーナ「壊れてもいないし、おかしくもなっておらぬのじゃ!」


ニーナ「でも、ユーナ様さっきから変です。」


シーバ「ユーナ様がバ………いえ何でもありません。」


ユーナ「変でもないのじゃ!それからシーバ!今バカって言いそうじゃったな?」


シーバはブルブルと首を横に降った。


ユーナ「これはどう言い事なのじゃ?」


みんな、段々とユーナから距離を取り出した。

すると。


太郎「う、うん、ユーナ少しうるさいぞ。」


先生「椿君!」


「「「「太郎様っ!」」」」


太郎「なんだみんなして。一体何が……うわっ!」


太郎様が何かに気がついたように飛び起きた。

腕や体中を触りながら何かを確認している。


マリー「太郎様、お怪我は大丈夫ですか?」


太郎「ケガ?ーーーーあーーーーっ!そう言えば、川に落ちて、そのあとは……あっ!」


ユーナ「太郎、お主こそうるさいのじゃ。」


シーバ「太郎様、覚えていますか?空から川に落ちた事?」


太郎は背中に冷や汗をかきながら、みんなからの話を黙って聞いていた。


マリー「私達が川で水浴びをしている時に、太郎様が空から川に落ちてきたのです。覚えていますか?」


太郎の顔は滝のように汗が流れてきていた。



先生「水浴び?ーーーまさか椿君?」


太郎「は、はいっ!」


太郎様の声がおかしい。


ユーナ「なんじゃ、水浴びとは?」


太郎「ゆ、ゆ、ユーナ?」


挙動不審な太郎様。


リーン「あっ、太郎様また水浴びを覗いたとか?」


太郎「は、は、は、はははは。」


太郎様、目の焦点が合わず話もしどろもどろ。それになぜかいつの間にか正座をしている。


ユーナ「よくわらんのじゃ。誰か説明するのじゃ。」


ヒトミ「太郎様は、私達が水浴びをしている所を見てました。」


ニーナ「私は別に大丈夫ですよ?」


先生「椿君?もしかして皆の裸を見たのかしら?」


太郎「みるかぁーーーっ!」


「「「「「逆ギレ?」」」」」


ユーナ「ほう、太郎。お主はやっぱりオープンスケベか!」


太郎「……………。ごめんなさいっ!でもわざとじゃありません。」


ユーナ「ほう、罪を認めると?」


太郎「あや、いや、だから覗くとか、オープンスケベだとかは関係なく、本当に不可抗力なんだ!信じてくれ!」


先生「はぁ~。椿君。あなたは間違っていますよ?」


太郎「へ?」


先生「どんなに自分が悪くなくても、まず皆の裸を見た事を1人1人に謝罪しなさい。話はそれからです。」


ヒトミ「えー?私は太郎様なら別に大丈夫ですよ?」


リーン「私も。」


ニーナ「太郎様、見たくなったら何時でも言って下さい。」


おれ?


マリー「私も太郎様の為なら何時でも大丈夫です。」


シーバ「私の体でよければ言って下さい。いや、むしろ見るより触って下さい。」


は?


マリー「太郎様、私は何時でも準備できています。」


なんの?


リーン「太郎様、最初は二人っきりがいいです。」


なにが?


ニーナ「私も、太郎様となら、太郎様となら。」


なぜ二回言うの?


ユーナ「なんじゃ。そんな事か。太郎もてれやじゃな。」


いや。そうじゃなく。


ヒトミ「太郎様、私は何人でも大丈夫です。」


大丈夫じゃありません。


ノア「あのう、さっきからみなさんどうされたのですか?」


太郎様、モテモテ。

先程まで危機だったのが一転した。


先生「椿君!私は許しません。」


やっぱりですよね?


先生1人だけは許してはくれなかった。


先生、ごめんなさいっ!心の中心で叫ぶ太郎様だった。


いつも最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。



誤字脱字がありましたら、スルーしてお読み下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
https://yomou.syosetu.com/
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ